問題 青葉S級リーグ 白虎六段ーaljowa五段戦より
黒番 




2015年も、はや半月以上が過ぎました。こっそり青葉S級リーグ棋譜集を発売していたりします。目
http://www.othello.gr.jp/ps3/q60.html

予想通り販売対応がとっても面倒ですが何とかかんとかこなしています。そのうちサンプルと間違って本体が届いたりすることもあるかもしれませんが生温かく見守って下さいませ。ブタネコ

初めての事で売れ行きが順調かどうかもよくわかりませんが、大会の赤字やら棋譜集の制作経費やらを償却でき上手く利益が上れば次回開催の資金にしたいですね! めざせ脱赤字体質!

コピーの簡単なPDFファイルということで一応、誰に渡したのかなんとなくわかるようにマークしてたりもしますが、まぁ使うことはないでしょうむっ

さて問題の局面ですが棋譜並べをしていて検討局面からです。

青葉S級リーグ白虎六段とあるじょわ五段の試合から
実戦図白番


実戦はここから最善手順○H5●G4○G6と進みます。
黒番


C6の黒石が白くなったことで将来黒B7のライン通しを狙われ、両者頭を抱える難解な局面へ突入していきます。詳しくは棋譜集でっぺこ

棋譜を並べていてそれなら実戦図から○G4●G6○H5と打ったほうがわかりやすい偶数で白勝てるんじゃないかな。などと思って出てきたのが問題局面。
黒番


ここで●E8○F8と下辺の交換を入れて●H3と打つのが黒の好手順となります。

白番


以下○H4●H6とすすむとCラインが通っていて白はH7に打てず逆偶数形となります。

白番


白G3が2本のCラインに同時に手がはいる好手にも見えますが…

黒番



●A6から
再度Cラインを通され以下○A7●H2で白、万事休す。

白番


Cラインを切るには白B2くらいしかありませんがそうすると左上が逆偶数となります。

偶数を使う場合、手順が黒任せになります。こういった手順をくらわない為には、偶数に丸投げして楽をする前に、相手の手順を細かくケアする労力が大切だったりするのでした。