今回はより具体的な辺の攻防に
ついて話しちゃいます
第5回で
辺をとると
とりあえず手数をかせぐことができる。
ただしあとあと打ちづらくなったり
辺を攻められたりして困る場合がある。
と話したことを覚えているでしょうか。
つまり辺の攻防は相手に辺を取らせて
負担を作るか、自分が辺をとって手得を
するかというせめぎ合いです。
と進むのがよくある手順。
左辺に打ってるので白は左辺で一手
得をしています。ただし左辺を取った
ことは白の負担ですので、黒としても
不満はありません。
辺の攻防としては互角の展開と
して一つの基準にしてください。
辺へ打っていくとき注意したいのが
当てられて損をしないか?という
ことです。
例2白番
この局面、白C8などと打ってしまうと
黒D8と当てられて大ピンチです。
一気に白の手数がなくなり、もは
や勝ち目なしです。かといって下
辺を放置して他の場所に打つと
黒にB8と下辺連打をされて大きく
手損をしてしまいます。
このように辺へ打つ手に対しては、
すぐ隣に当てて相手に辺を取るか、
手損をするか、というニ択をさせれる
ことが多いです。
例3白番
今度は白C8と打っても黒D8
に当てられることがありません。
D8を狙って白C8>黒A6と来たら
先にD8へ打って逆に下辺の黒に
当ててしまいます。
白D8黒番
黒がB8と取ってくれば白は手損なしに
黒に攻められやすい形を作らせること
ができ、下辺の攻防では白好調です。
辺を取らせて負担にするだけでな
く、取らせることでこちらのいい手を
作れることもあります。
例5黒番
黒A3>白A2と当てて取らせることで
黒F7を打つときにE6の白石を変えず
にすみます
な中割になりますね。
ただ注意してほしいのがこのあとにG6の
黒石を消してしまうと大きく手損してしまう
ことです。
白F3>黒G5>白H6とすすめてしまうと
てしまうので黒のG6を変えてしまった白H6
が大悪手でした。
このように辺で大きく手損をしてしまう
ことは初級者が上級者に中盤で詰ま
れてしまう最大の原因となっているの
で気をつけましょう。
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