はい、前回の続きになります。

遅くなりましたが投下です。

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「やあ、おはよう。佐藤君」

「おはようございます。高木社長」

「いやいや、そう固くなるな。君が我が765プロに就職してくれて私はほんとに良かったと思っているのだからね」

「は、はぁ」

採用活動に難がある、とは思ってないようだった。

「それで、君の主な仕事だが」

と資料を俺に渡した。

「これは」

「アイドル候補生だ。そこに9人の女の子がいるだろう」

「はい」

「その中からティンときた女の子を三人ほど選んでくれたまえ」

「え、それは自分が担当したい、そうじゃないにかかわらず、好き勝手に選らんていいということですか」

「そうだ。君の女性の好みを知りたいんだよ」

わけがわからない。とはいうものの、これも業務のひとつだよな、と思い写真と資料に目を落とす。正直、好みと言われても皆俺からしたら子供でそういう対象としては見られない。唸りながら俺はある女の子の写真に目を奪われた。長い黒い髪をポニーテールでまとめている。肌は健康的な小麦色。そして口元からは八重歯。クールな表情を浮かべているその子は…

「え?我那覇響?

「おお、我那覇くんが好みかね」

「あ、いえ」

おかしいな。我那覇響は961プロ所属のはず…。そういえば事務所をうつるとかで最近はテレビにも出ていないな。さらに、銀髪の女性、そして金髪の少女に次々と目を奪われる。

この三人ってプロジェクトフェアリーの三人だよな。なんで、あんなに売れてた三人がこんな弱小事務所に移籍するんだ?

「おお、その三人がティンときたのかね」

「そのティンというのはなんですか。いえ、ティンときたというよりは1つ疑問が…。何メモ取ってるんですか」

俺は疑問に思うことを社長に話した。どうしてプロジェクトフェアリーの面々がこの事務所に移籍したのか。芸能界に詳しくないが、売れてる芸能人は大抵大手の事務所にうつるのが通例だ。また、プロジェクトフェアリー全員がそろっているのに何故売り出していかないのか。確かにIUでは優勝を逃してしまったが、ポテンシャルは十分なはずだ。それが何故飼い殺し状態になっているのか不思議だ。