
一年間程画策していた。ベルリナーフィルハーモニ5月の欧州ツアーの入券である。先ずはアムステルダムのマーラーフェストの単売ティケットは開始同時に売り切れだった。予想していた様に20分ほどでなくなる程も出していなかった。主催者側にとってはそこで売れない席を先に売り払うことが目的とされたことは直ぐに分かった。抑々回数券での売れ行きが限られていることは想定されていたからだ。
実際に一番いい席とその次で数十席は余っていた。それでも会場の常連さんが知っている良席はでなかったので、高額になればなるほどいい席から売れるのがよく分かった。同時に最後までまだまだ出てくるだろう。要するに売れない高額企画だった。
その次に狙ったのはケルンのフィルハーモニーでの公演で、これも目星をつけていたお得な席を購入した。出かけたことはないのだが放送やその他の情報からなにも高額な席でなくても会場の良さは味わえるのも分かっていた。
さて最後の三つ目が楽団のスポンサーになった建設資材の製造販売ヴュルト社の本社催し物会場での音楽会である。バイエルンにあるが、それ程大きな会社でもないのでBASFなどの超巨大企業とは違うので、演奏会会場も僅か539人収容の木の壁のホールである。
だから長い期間をかけてその販売状況を研究していた。地元の交響楽団演奏会は定期会員が多くを占めていて、自由に販売する席数も限られていたが、自由販売の場合はなかなか売れないことも確認していた。
Wagner: Ride of the Valkyries | Claudio Vandelli | Würth Philharmoniker
そして月曜11時に発売となった。遠くは楽団のサイトからもリンクが入っていたので、売りに出される数によっては厳しいと予想。時間通りに入室すると写真の様に127席が出ていた。選り好みも出来る状況だったが、予定通りの席を選択で買い物籠に入れた。少し様子を見たが、それで通した。既に3分経過で、殆ど椅子取りゲーム状況になっていたようだ。それを知っていたので、決算した。7分経過で完売だった。
プログラムは中ホールに合わせてモーツァルトのクラリネット協奏曲と先日キャンセルされた田園交響曲である。恐らくスポンサーの関係もあるので、顧客様が招待されるところでペトレンコが下りることはないと思うが、「田園」をここで最初に指揮するのかどうか?
価格は130ユーロと120、110ユーロと三段階で舞台の後ろまである。出る席数が少なければ後ろで110ユーロも甘んじる準備であった。然し、これだけの中ホールでフィルハーモニカーを聴くのだから130ユーロは高くない。ペトレンコが振らないでもその価格は妥当だと思わせる。アムステルダムのそれより遥かにお得なのである。そして、土曜日17時始まりなので、ここから137kmを片道1時間半ほどの走行なので全く問題がない気持ちの良いドライヴとなる。
5月の天気にサンルーフを開けて、田園地帯へと車を走らせて、そして田園交響曲を聴けたならそんなに理想的な演奏会もないと思う。コロナ後にメータ指揮でスイス公演があったのだがその時は若干遠いのと最初に気が付いていなかったので出かけなかった。
ここではペトレンコ指揮は最初で最後かもれないが、会社の演奏会場にとっては歴史的な出来事であるには違いない。
参照:
ほぼ一定の電気使用量 2025-02-15 | アウトドーア・環境
愛おしく美しい一瞬 2025-02-07 | 音