新制作「アシジの聖フランシスコ」初日が一週間に迫っている。第一幕から流した。やはり、三拍子と二拍子の交差が素晴らしく、そこに四拍子が嵌まる所が最初の十字架の景のクライマックスになっていて、二景の「朝の賛歌」の前の信仰告白のようでもある。

その賛歌では、時と空間と光と色、そして香る蝶、透き通る水滴、風の歌、その梢へと創世者への感応そしてその秩序へと音が組み立てられる。まさしく、作曲家メシアンの信仰である。そこからメディテーションへと導く書法は見事だと改めて感じる。

そしてドラマティックな籟病者へと口づけと奇跡の景。そこに天使が降りて来て声を伝える。ここで参考にしている音源は、ザルツブルク音楽祭でのセラーズ演出でナガノ指揮の公演なのだが、やはりここまででも天使が霊的な様相を帯びる裏付けはよく分からない。それ程にナガノの指揮はセラーズの演出に引っ張られて沿っている。

リズムの交差での指揮も冴えず、楽団がよくないにせよ、重要な細かな音形のみならずリズム的な精査が十分に処理されていない。数年後にサローネンが指揮を代わってリヴァイヴァルされたのだが、勿論真面な細やかな仕事が出来るような指揮者ではない。

しかしあれほどに感嘆を受けた上演であって、画期的な演出でもあったのだが、上の天使の歌手アップショーによって変異されたようなところもあり、そしてその歌自体が歌唱としては冴えない。もう少し立派に歌わなければいけないところで、天使の中性的な位置づけが可也歪められている。
Olivier Messiaen - Saint François d'Assise, Act I (1983) (English Subtitles)


さて引き続き二幕へと進む前に、衣装を決定していかなければいけない。初日6月11日には週間予報からは雨の可能性は少ない。陽射し除けのサンクリームやリップクリームは当然として、気温も摂氏25度に至るので、長袖シャツで恐らく開襟で、室内に入る時だけはタイを締めて上着を羽織る若しくは替えればよいだろうか。イメージとすればグライボーンの音楽祭か。下はジーンズだけど、座布団をどうするか。今後椅子が湿っている時はとても重要だ。

飲み物はいつものようにポットにハーブティーを持って行くのか、冷たい飲み物を断温して持って行くのか。スナック類も果物類を中心で、山登りの行動食に準じればいいだろう。物量によるが、リュックサックはいつものボルダー行きのそれでいいだろう。

足元の靴は普段のものにクリームを塗布して小奇麗にしておこう。靴下は涼しいもので良いだろう。顔拭きや手拭きのウェットティッシュも忘れてはいけない。



参照:
達する聖フランシスコ 2023-05-29 | 音
悦びのハ長調への賛歌 2023-05-28 | 雑感