ヴィ―スバーデンから帰宅すると23時半を回っていた。往路もアウトバーンからマインツからマイン河を渡るシーアシュタインブリュッケが未だに通れずに、上流まで回って対岸のヴィ―スバーデンに入った。ワイン街道から104KMはバーデンバーデンよりも遠い。ラインガウへはフェリーの渡しを使う方が早くなるぐらいだ。

燃料は余裕を以てゆっくり走ったので然程消費しなかったようだが、往復で40ユーロ近くは必要だった。駐車料はカジノの下に停めたので3時間30分で12ユーロとなった。キーウ交響楽団ドイツツアーのプログラムは無料で、余ったのと合わせて二部貰い、オーケストラの冊子も貰った。ミネラル水は3.5ユーロ、〆て85ユーロぐらい必要だった。

また更に、この一連のツアーでスター指揮者アクサーナ・リニヴのウクライナユース管弦楽団のドイツ招聘の寄付活動を支援しているとある。現在は安全なスロヴァキアをベースにしていると報告があった。そちらにも関心があるので比較的高額のティケットながら幾らかでも寄与したならばとは思う。

さて、それだけの価値があったかどうか。出かける前の想定を越えて得られたものは?全行動、先ずはマスク無しで通した。マスクをしている人も少なくはなかったがスーパーよりも外している人は多く、気温も高かったので当然かもしれない。帰路の車中のラディオでは陽性時の隔離を十日から五日に短縮になった。背景には集団免疫が確立されてきたからとの説明があった。五日後に無料で検査を受けて陰性ならばそれで終わりとなる。毎日200人ぐらいが死亡し続けているが、これはもう致し方がないという事らしい。個人的にも残り一月ほどで接種の有効期限が切れるので進展の様子を見る。

公演は、既に書いたようにウクライナの国防省などにゲーテインスティテュートが後援、KDシュミットのマネージメントで執り行われている様だった。なぜかヴァルシャワフィルが関与している。恐らく仮のベースになっているのだろう。金のないポーランドがそこまでやるのは反ロシアの心意気でしかないだろう。

ヴィ―スバーデンでも最初に政治家の挨拶があってEUのおえらさんが、ウクライナがEUのこちら側であることを文化的にデモンストレートすると話したら躊躇した拍手しか起こらなかった。勿論、こちら側あちら側二元論への反発と、EU加盟とは遠いという皆の気持ちがあるからだ。

ウクライナの難民も一角に更にフランクフルト領事も来賓としてと来ていると紹介もあった。当然の事乍らウクライナ関係者も認識しただろう。指揮をしているイタリア人が、今回のツアーに関して語っている。

「この戦争の発端にはプーティンがウクライナは存在しないとしたことがある。しかし、その芸術や歴史や音楽を知ると、そのレパートリーを見ると独自のアイデンティティーを持っていて、多くのところでヨーロッパの文化に接している。それは考えている以上のもので、そのことを今回のツアーで強調したい。」

今回のコンサートのプログラムで強調したそれは具体的にどうだったのか。(続く)



参照:
黄色と青の衣装で参戦 2022-04-27 | 文化一般
徴兵免除の音楽宣伝活動 2022-04-26 | 料理