水曜日から週末まで外泊となる。だから色々と準備をしておかないといけない。それでも余分に購入したミュンヘンのオペルンフェストシュピーレのティケット売却も進めないといけなかった。それでオファーを出すと二三時間で希望者が現れた。座付楽団の人でお母さんが急にやって来て乗り番のサロメの券が欲しいのだとあった。勿論中の人なのでまだどれぐらい券が出るのかなどは大まかに把握していたと思うが、価格とそして場所が決め手だったようだ。

つまり、お母さんを招待して演奏風景を覗いて貰うには決まった座席が欲しかったようだ。演奏者は毎晩のように客席を見上げてあそこという所を知っているのだろう。それは演奏者によって各々の座る位置を知っているから決定されるものなのだろう。そのことに関しては初めて気が付いた。

結局彼には半日近く付き合うことになった。途中で一度騙されて、金も無い券も無いということになったので確信が持てないのだとか言い出した。こちらは券を出して口座番号を出すので、それでいいならばとしたのだが、どうもそのプロセスが分かり難かったらしい。

同じ文章を週末にレーゲンスブルク近郊の人に出したのだが、その人は直ぐに理解して進んだ。そしてその人からの入金記録を見ると博士になっていた。先日のレヴィコンサートを打った人も女性の博士だった。やはり国立歌劇場の聴衆の知的程度は高い。確かに最後までペトレンコを呼び出す面々も女性でもかなり高学歴そうな人たちばかりだ。

こちらもおかしな話を聞かされると不安になる。そもそもメールアドレスとご本人とは繋がりが無く、自己紹介が本当かどうかが疑わしくなる。成程劇場に楽員と同姓同名で登録しているとなると嘘なら発覚するかもしれないが、そこの出身国であり得る事なのかもしれない。そこで、譲渡の場合には感染防止法上住所など連絡先が必要なので質してみた。更に先週のレヴィ記念コンサートに乗っていたかどうかを訊き、また「トリスタン」に乗っているかも訊く。

すると住所氏名を出して、その規則が正しいとドイツ的だとか示唆してある。そして母親が接種済で、名前まで書かれていた。それだからネット被害にも遭うのだよということになるのだが、何も人のことは笑えない。一度お遊びで名前を入れて警察沙汰になったこともあるので、ネットは気を付けていても遊んではいけない。



参照:
文化を底支えする武闘派 2021-06-13 | 料理
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