ザルツブルクからの生中継を流した。ピアノのアルゲリッチと息子のようなヴァイオリニストカプサンのデュオリサイタルだ。新装なって暫く経つモーツァルトホールからの中継で音響は昔の中ホールよりも良くなったと感じた。ベートーヴェンは先日のルツェルンでの協奏曲同様に中々いい音楽で、二十年前のこの女流ピアニストよりも今の方がいい音楽をするのではないかと思った。嘗てはおかしな趣味の演奏家と共演が多く、あまり長続きしなかったクレメルなどを除けば、その共演者の音楽だけで聴いていられなかった。その点はカプサンはそれほど悪くはない。この二人の共演が可成り相性がいいと思う。サンモリッツから続けて弾いてきているのもいい影響となっているだろう。

しかし二曲目のプロコフィエフとかフランクとかになると全くレパートリーが後任のユジャワンと重なる。するとどうしても比較してしまう。特に後者は今年ヴァイオリニストの弟のチェロと聴いたもので、編曲物との相違はあるとしてもピアノ音楽自体の精妙さは若い人のそれには到底及ばない。

その後のアンコールのベートーヴェンやクライスラーなどはこれまたなかなか良かった。少なくともユジャワンでは駄目だろう。ユジャワンもスイスに落ち着くようになれば変わるかもしれないがさてどうだろうか。但し音響としては先日のkklの響きはやはり音楽作りにも影響が大きく、その点ではザルツブルクのそれはバーデンバーデンの大劇場よりも特に良くないかもしれない。以前はもっとデットな感じがあったと思う。

それが終って涼んで就寝しようかと思って、YouTubeを除いていたらライヴの表示が見えてショパンとか出て来た。ベルチャ四重奏団と書いてあるので遅かったかと思って戻してみると流れた。オンデマンドとの入れ替え中だったかもしれない。兎に角、録画しておいた。

6月に態々泊りがけでドルトムントまで出かけて聴いてきたのだが、実はまた近所でそれも同じ大フーガ付きを演奏するのでどうしようかと思っている。他に何を演奏するかにもよるが、もう一度放送等をじっくり聴き返してその価値を吟味し直さなければいけないと思う。まあ、演奏を聴くというよりもこの類稀な曲をもう少し深く知ろうとするならばあの演奏には不満が無いと思う。又前半の選曲が発表されておらず、ドルトムントではベートーヴェンマラソンだったので本当にいいところが聴けてないかもしれない。そのプログラムに期待したい気持ちもある。しかし同時に聴いたエベーヌ四重奏団が同じようなベートーヴェンプロを演奏してお茶を濁すところを見るとCD販売キャムペーンの弊害としか思われない。折角ならもっと得意なところを演奏して呉れれば序でに出かけられたのだ。

昨年三月の購入したトレイルランニングシューズの紐が切れた。そこで部屋までもってきて洗ってから修理した。特別な締め具を使っているのでちょこちょこと結び直さなければいけなかった。それで使える。底の減り方はトレーニング用のものにしては全く問題がなかった。但し横などが破れかけてきているので、次のも選定しておいて安売りを待って手を打とう。最低一年半は使いたいとは思う。



参照:
軽いトレイルランニング 2019-03-23 | アウトドーア・環境
21世紀の機能和声の響き 2020-01-26 | 音