静けさが戻って来た。解体の物音はするが、はじまる時とは違って精気もなくもの寂しく感じるのがまたおつだ。静けさが戻るとやる気がもりもりと湧いてくる。丁度早朝仕事のメールが入っていたので、なにか気持ちが良い。これで夏休みのシーズンへと一気に流れ込んで行く。

朝食のサラダのプティトマトが爽やかだ。ハムが薫る。今年初めて夏の開放感を感じた。自己暗示を掛けてワイン祭りは大したことが無いと思っていてもやはり大きく心に負担を掛けていたのだろう。やはりPAの音楽は恐ろしく鬱陶しい。ついでに来年の日程から旅行の可能性でも考えておこうかとも思う。

ガス欠エンスト二度目の後で車を動かすと警告ラムプも消えて益々エンジンの回転が安定してきた。アイドリング時の回転が1000回転で更に低いところで安定してきた。それ以前が1500回転程へと上下していて振動が大なり小なりあったが、それが無くなった。

昨年ガス欠の後でマイスターに見せた時は、それを調査するとその費用だけで何百ユーロか掛かるのでエンジンの警告ラムプが出ない限りは暫く乗ることを勧められた。原因については友人のエンジニアが「エアーでも噛んでいるんでしょう」ということで、その後も最後まで使い果たす感じで再給油したのだが改善されなかった。やはり今回のように本格的なエンストまでさせなければ効果が無かったようだ。同じようにもう一人のエンジニア―は「燃料ポムプが傷むかもしれないからあまり勧められない」ということだったが、結果が出たようだ。どこにエアーが噛んでいて、それがどのように抜けたのかは全く想像がつかない。それでもこの一年間以上はマルティシリンダーが上手く同調していなかったということだろうか。走行中の振動も静かになったようで嬉しい。

週末は、秋以降と来年のことなどを少し計画した。先日貶したハムブルクのエルブフィルハーモニーのティケットも予約しておいた。抽選なので当たるかどうかは分からないが、近辺では催されないプログラムなので、もし当たって、それでもいけなければ、人に譲れる。どうもそのような不真面目な予約ばかりが殺到しているようで、なぜ最初から支払いを義務づけた予約方法になっていないのか分からない。恐らくシステムに慣れないので配券を滞りなくやれるかどうか自信がないのだろう。

安い方と同時に一番高価な席もついでに予約してみようかと思ったがこちらは断念した。その価格だけに見合う演奏がなされるかどうか分からないからで、音楽の音響というのも最終的には音楽演奏の質に拠るからである。そしてハムブルクまではここから600㎞近くあって、ベルリンと同様に日帰りは難しい。知り合いのところに泊めさせて貰っても、要するに燃料代だけでも往復120ユーロ近く掛かる。そこにティケット代を入れると東京での「来日公演」で払うのとあまり変わらないほどの投資となる。旅行中の管弦楽団がそこまでの名演が出来るかどうかも未知数であり、悪ければ金返せとなる。

招待されるときは演奏者に一言自身の感想を伝えられるものだが、プレス券などになるとどうしてもその金子に引っ張られることになって、どうしても、為になる歯に衣を着せぬ評論などが書けなくなるのと同じで、懐を痛めた高額の席で心痛まずしっかりと批判可能かどうかは益々怪しくなる。これも天井桟敷の通人達の言い分なのだ。要するにコストパフォーマンスという話しになって、玄人ほどその値踏みが正確になるのはワインでも同じである。つまりそのイヴェントがある前から値踏みが始めっているということでもある。

時間が空いたので、昨四旬期に購入したCDからアルテミス四重奏団のベートーベン全集抜粋二枚組を流す。中々サウンド的にも面白そうだがまだじっくり聞く時間は無い。忘れていた「タンホイザー」の二幕に関してまだ充分に勉強できていないことを思い出してしまったからだ。核心部分だけにTV放送までにものにしてしまいたい。



参照:
再びガス欠に見舞われる 2017-06-20 | 雑感
座席割に見る娯楽性の高さ 2017-06-13 | アウトドーア・環境