今回のツアーの中で最も充実していたのは三日目のトリストコップ2361Mへの登頂だろうか。山としても標高としてもそれほど大した山ではないのだが、眺望も効き、滑降も頂上直下から滑れたので嬉しかった。

今回のリーダーは頂上に拘らないので、個人的にはいつも欲求不満を覚える。なにもピークハンターではなくても苦労して登って、しっかりとした頂点が無いとやはり物足りなく感じる。クライミングでも最後から二ピッチ下で引き返しては何にもならないのと同じだ。スキーを脱いで頂上稜線を二分ほどの岩稜を登るだけだった。小屋からも聳える十字架はとても立派だった。丁度日本アルプスの西穂高独標ぐらいの感じである。

距離もそれほど長くはなかったが、頂上稜線への登りの斜面は中級者向きで、このツアープログラムの「簡単なツアー」の域を少し超えていた。それでも木材職人が悪態をついていた以外は皆上手に熟していた。数メートルだけはスキー用アイゼンが必要な斜面があった。そのような場所は初めてだったので、ああしたところで使うのかと初めて合点がいった。

そのような按配で、技術的には大分慣れてきた感じだ。一方、今回は登って、降りて来る時に結構下半身に堪えていた。昨年は更に高度があっても殆ど感じなかったのだが、なぜか今回は足に十分に酸素が回っていない感じがあった。やはり、出かける前からのインフルエンザの影響があったのだろうか?

兎に角、登りで足が重くなるなどはここ暫く感じたことがないもので、大した高度でもないのに不思議に感じた。最近はトレーニングのランニングでも若干その傾向があったので、体調が万全でないということなのか?もう一つはやはりシーズン最初ということで、下から突き上げる感じなど、どうしても靴のチューニングに関わる問題だった。マイスターが「最低四回ぐらい使ってから再調整だ」と言っていたのは正しいのだろう。次回は全く異なった足入れ感を得れる筈だ。それでも駄目なところが直すところだ。

膝の負傷は日に日に良くはなってきている。買い物に行くにはゆっくり歩けばそれほど他人には気がつかれない。それでもまだ完全に通常の生活が出来る状態ではない。風呂に入ったり、期限切れの湿布薬を貼って、またストレッチをして、痛めた筋を固まらない様に無理に動かしている。もし傷ついたところがそのまま瘡蓋状になってしまっては到底一週間ぐらいでは元にも戻らない。無理して動かすのみである。それでも走りに行くほどの状況ではなく、日常生活でもまだ身障者である。それでも少しづつ改善されて行っているので心強い。今日よりは明日、明日よりは明後日への希望が持てるだけでも有難いのである。

膝と同時に同じように捻った左足首が少し悪くなってきている。理由は分からないが、膝よりも足首の方が後で痛みを増してきたのはそれだけの理由があるのだろうか?少なくとも、膝を庇って無理な歩き方をしているうちに余計に負担を掛けた可能性も捨てきれない。



参照:
新品を使ったスキーツアー 2016-02-11 | アウトドーア・環境
求めるフリーライドの醍醐味 2015-02-19 | アウトドーア・環境
塚原サルト崩れの謝肉祭 2016-02-10 | 暦