社会学者アドルノを引き立てたのは、映画評論の創始者クラカウワーだとは良く知られている。今週、その二人の往復書簡集が発売されて話題となっている。様々な二人の見解が読み取れるらしい。ヴィーンにて博士号修得後アルバン・ベルクの弟子となり作曲家として修行を始めるころの裏話なども面白いようだ。なるほど当時の写真をみると後年からは考えられないような美青年振りで、厳つい如何にも青年趣味のある粘着質の顔の親仁と幾ら親しくても肉体関係には及ばなかったのは納得できる。

久方ぶりにパリのケネディー大統領通りの住所に物を送ったが、日常茶飯に郵便物を世界中に送っていた頃とは違って、ルーティン作業になっていないせいかエアーメールのシールを貼るのを忘れた。誰もが欧州内で何をエアメールかと思うだろうが、貼っておくと早く優先して配送されると言われたものだが、今でもやはり効果はあるだろうか?

金曜日にしか発送出来なかったので、月曜日にはまだ中央舎の郵便受付に到達しているかどうか分からない。相手方のデスクの上に廻されるのは水曜日ぐらいだろうか。電子メールを貰ったのが先週の木曜日であるから、二週間後にやっと手元に渡るという欧州時間そのものである。こちらから送りつけるのとは異なり、むこうから要請があるのは、いづれにしても喜ばしい限りだ。

そのような事をやっていると流石に待降節突入で、加入している協会からの払い込みの通知が郵便桶の入っていて僅かばかりとは言いながら、昨年よりは増えている感じで貰うものは少しでも多い方が嬉しい。協会の集金体制がドイツ国内だけでなくフランスなどを含む外国にも広がった影響があるのだろうか。

パリにもご無沙汰しているので、また用件を作って出かけたいものである。そう言えば、より近いミュンヘンにすら何年も出かけていないような気がする。個人的事情と燃料費高で全く動かなくなってしまっていた。