フランクフルトの庶民的な町の一角でこれを写した。そこには次のような文字が刻まれている:


ロベルト・シュトラウス、ここに住居する。
生年 1875年、
1942年 テレージエンシュタットに収監、
1942年9月27日 死亡。


バベッテ・シュトラウス、生名フォアフハイマー、ここに住居する。
生年 1888年、
1942年 テレージエンシュタットに収監 
1943年 アウシュヴィッツにて殺害される。


これだけの情報から色々な悲惨なことが推測される。今も賑わう小さな長い通りの裏町に、当時もこの夫婦の生活があったに違いない。

何気なしに足元に埋め込まれたまだ新しいプレートには既に傷が深く入っている。一度その存在に気がつくと、目に、その歩みに、これが自然に引っかかるだろう。

そこには普通の人が普通に住んでいる。



参照:
アウシュヴィッツへの旅(5)-「つまずきの石」ドキュメント(上)- 
アウシュヴィッツへの旅(6)-「つまずきの石」ドキュメント(下)- (ベルリン中央駅)
Stolpersteine (WIKI)