
本日、EUの新しい運転免許証に取り替えた。事情があって一年前から預けて置いたのだが、流石に所轄の役所も邪魔になって二回目の催促状が来た。今度は文面が些か高圧的になっていて、書き手の女性責任者の顔が浮かんだ。これ以上伸ばす口実もないので、新しい免許書を受け取り、失効となった古い免許書をお土産に持って返った。運転免許証は生涯有効なので、有料で新しいものに変える理由は国際免許証取得などに限られ、別段不便も無いので好んで古いものを使っていた。
古いドイツの免許証には、郷愁の様なものが付きまとう。この免許証に書き換える時には、国際免許証の期限に関わらず日本の本免許証が既に失効していた。だからその本免許証は公的証明書ではなかったので日本領事館では翻訳して貰えなかった。そこで特別に翻訳文を用意して、国際免許証とともに書き換えた。そして一寸した手違いで二輪車の運転免許が無視されていたので、口頭で改めて二輪免許も付け加えて貰った。
新しい免許証は、1999年1月1日を以て改正された法律に基づき交付された。同一形式によって、新しくEU内で統一された。センターのデーターベースによって何処からでも容易に照会出来るのだろう。管理が強まる反面、確実な身分証明も出来るようになる。
古い免許証を携帯して、この間三台の車で450.000KM程を走破、外出中は肌身離さず持ち歩いた。終身なので人に見せてもらった免許証には、50年ほど前の若い顔をした写真が貼ってあり本人の特定が難しいものや、東ドイツ製のものなどがある。ドイツを離れてからもこれを大切に所持している友人もいる。