今回のキッチンワインは、目を南から東へと向ける。スーパーではスペインやイタリアワインの向かい側の棚においてあったルーマニアのシャドネーを選んだ。可也糖価が高く、咽喉下を刺すのが嫌味である。恐らく醸造後に同じシャドネーのアルコール化する前の糖の残っているジュースを加えて味を半辛口に調整しているのだろう。所詮一本2ユーロの価格なのでこれも致し方ない。ルーマニアは、旧ワルシャワパック下の生産を引き継ぎ、現代化による量産体制を目指しているという。確かに地元のワインよりも安いが、この程度の質では国際競争力に限界がある。キッチンワインでも飲めるワインができないと厳しい。

ザウワークラウトに入れるのが目的で豚スペーアリブの相伴なら、何も繊細なリースリングでなくても良い。この肉もあばら骨の横にスリットを入れて、煮えているザウワークラウトの上に置くだけでよい。火が通れば骨から身はスルメ烏賊のように弾き裂ける。