私は「最低でもこのくらいの音が出したいなぁ~」っと思いました。この前のブログと比べると随分経っていて、私も40歳近くになっていました。
そして私はミケランジェリが最も信頼している弟子のレッスンを受けることになりました。
ミケランジェリは日本の典型的なレッスンとは随分違っていたので、最初私も戸惑ってしまった…。
最初のレッスンで、私は「バルダッサーレ・ガルッピ」のハ長調のソナタをば弾いた。
以前ミケランジェリがこのガルッピのハ長調のソナタを演奏している映像を見て、日本ならもしかしたら小学生でも弾けるような…技術的には易しいシンプルな音楽を、美しい音で、希望に輝く音で、時には切なく胸が苦しくなるような音で…。気が付くと涙か止まらなかった。
そして、私も同じ曲に挑戦してみたのだか…。バイエルの60番程度の技術で弾けるガルッピのハ長調のソナタ…どうやらこの先も生涯の友になりそうだ。
最初のレッスンで、私が全楽章弾いたあと、先生は私に、わずかに、1、2秒だろうか、ためらって、こう言った。「全部反対。」
決して柔らかい口調ではなく、表情は真剣だった。
私は何だか悲しくなり、なぜか言葉が出なかった。「反対」と言う言葉は、何か全てを否定されたような気になってしまった…。
今までどの先生にも言われた事のないセリフ
「全部反対。」
でも、これが私の音楽を劇的に変えて行くとは、初日のレッスンで落ち込んでいる私にはまだわからなかった。
私があまりしょんぼりしているので、先生は、「あのね、今日は先ず一つミケランジェリが生徒達に必ず言う事、そしてそれが出来なければ…レッスンは2回目で終わるかも知れないセリフを書いてあげる。」
先生はそう言って、鉛筆で、楽譜の上のスペースに、あのね、っと話しながら書いて行った。
それはこんな感じ。
先生は書きながら、「え~と、2でしょう。そして…3❗️ あのね、音楽には2拍子と3拍子しかないの、あとはその応用だけ。だから2拍子と3拍子があなたの頭で理解して弾けるまで、実は弾いても、それは音楽とは言わない。わかる❓あなたがガルッピを選んだのはミケランジェリが弾いてたからでしょう? でもまだ無理。曲変えよう。あのね、モーツァルトの281、弾いた事ある?無いのね、じゃあ、拍子とは何か、自分で全楽章納得出来るまで弾けると思ったらメールしてちょうだい、レッスンの予定入れるから。」
私は「はい」っと答えるしかないが…。
はたしてどうしようか…?
私は3週間ほど練習して先生にメールした。
返信はすぐに来た。
明日の午後1時との指定。
この日のレッスンは午後1時に始まり、午後10時に先生が時間に気付いて何とか終了する事になった。
レッスンは初めての事ばかりで、帰宅すると私はいつ寝たのか?記憶がない日が最初はほとんどだった。
ただ、音楽の3要素でもあるリズム、今までと違う方から見てみると演奏が俄然楽しくなった。
しばらくして私はこう言う大切な事を伝えたくて、生徒を募集したが、なかなか集まらなかった。
でも私は、ミケランジェリのひ孫弟子を育てなければ❗️あまりにももったいないのだ。
ミケランジェリだから出来るのではなく、これは誰でも出来る事なのだから。
本当に音楽が好きな人には、簡単な面接をしますが、誰か我こそは❗️っと言う方はいないかな…。
ひ孫弟子希望者は是非連絡下さい。
条件は、やはりミケランジェリが貫いたのと同じ…。
『本当に音楽が好きな事。』
私もそれ以外は年齢も構いません。
だって、せっかくピアノを弾くなら、より上手く、より良い音楽を聴きたいではありませんか❗️❗️❗️
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