フジコ・ヘミングさんのピアノ -フジコさんの赤いマントを読んで
年末年始の帰省中に読もうと、たまたま図書館で借りた本が、逗子市にお住まいの桐ヶ谷まりさんが書かれた『フジコさんの赤いマント』という本
私も逗子市在住なので、なんという不思議な巡り合わせだろうと思って、嬉しくなりました
桐ヶ谷まりさんが大ファンだというフジ子・ヘミングさんについて書かれた本でした。
私はフジ子・ヘミングさんのピアノを生で聴く機会に恵まれませんでした。
しかし、今までフジ子・ヘミングさんの言葉には何度も救われてきました。
今回借りた桐ヶ谷まりさんのフジ子・ヘミングさんのエピソードにも、たくさんのインスピレーションを得ることができましたので、一部ご紹介しますね。
フジコさんのことば
ただ譜面通りに弾く人はだめ。
霊感で弾かなきゃ。
ぶっ壊れそうなピアノの演奏があったっていいじゃない?
私は機械じゃないんだから、いつも同じような気持ちでピアノを弾くことなんてできない。
小さなミスを問題にするより、どういう音で私らしく弾くか、それが問題。私だけの音を大事にして、誰が弾いても同じなら、私が弾く意味なんてないじゃない。
私のピアノはテクニックで弾くというものではない。音のひとつひとつに色をつけるように弾くのだ。世の中にはいくらでも器用に、まるで機械のように正確に弾くピアニストがいるけど、私は違う。完全なのは嫌い。人間のすることだから、まちがっていいと思う。
フジ子・ヘミングさんの言葉、本当に強くて清らかで、パワーがあります。
舞台に立つと、怖いのはミス。
間違えたらどうしよう![]()
暗譜飛んだらどうしよう![]()
![]()
上手く弾けなかったらどうしよう![]()
今までたくさん努力してきたのに、もう暗譜が飛ばなかったらいいわ、という超低レベルな考えに身体中が満たされていく経験は、みなさん、あると思います。
そんな方にはフジ子・ヘミングさんの言葉を浴びてほしい。
間違えてもいいんだよ!
自分だけの音楽を表現できて、それを自分自身が心から楽しめることが一番大事だし、そういう演奏ができたら、どんなに間違えても、聴いている方も楽しい気持ち、幸せな気持ちになるはず!
自分の鳴らす音を楽しみながら弾く!
その空間で、自分だけの音楽を感じて、創っていく、、フジ子・ヘミングさんのいうような霊感を感じながら…
これが一番大事ですね![]()
桐ヶ谷まりさんのこの文章
実際、(フジ子・ヘミングさんは)時々、間違えたり、途中で手が止まってしまったこともあった。そんな時、フジコさんは、コンサートの最後の挨拶で、
「きょうは、いっぱい間違えました。」
とにっこり。
聴衆は、大喝采。
という文章に、フジ子・ヘミングさんの偉大なピアニストとしての姿が頭の中に立ち現れてきました。
フジコさん、ブラボー



[逗子市久木・さとうピアノ・リトミック教室] リトミックを応用したソルフェージュ!
リトミックとは、ジャック・ダルクローズが創案した教育法です。
リトミックというと、なんとなく、音楽に合わせて身体を動かすリズム運動をイメージしますね
しかし、実はダルクローズが最初に取り組んだのはソルフェージュだったんです

ソルフェージュとは、なんぞや…![]()
ダルクローズが考えたソルフェージュとは、自分自身で音の高さだけではなく、様々なニュアンス(強弱やテンポなど)を聴き取り、その音楽について、自分で考え、分析をし、さらには創作を行うことができるようになること、それがソルフェージュの最終目標だとしました。
ダルクローズが27歳でジュネーブ音楽院(スイスにある東京藝大レベルの学校)の教授に就任した際に、学生たちの楽器演奏の技術がとても高度なものを持っているにもかかわらず、音を聴き取ることができないことに、びっくり
これはいかん
と、ソルフェージュ教育法を考えていくうちに、ダルクローズの創案した独自の音楽教育、リトミックに繋がっていきます。
そして、リトミックは音楽教育の枠をこえて、人間教育、人間全体を対象とした壮大な教育へ広がっていく…のですが、その話は、ながーくなるので、またこんど![]()
ソルフェージュがきちんと習得されていたら、長い目でみると、自分自身で正しく音楽を演奏できるようになります。
テクニックばかりに偏らず、リトミックを応用したソルフェージュをレッスンに取り入れながら、2026年のレッスンはスタートしていまーす![]()
ご興味のある方は、お気軽にお問合せください
佐藤

