8月20日 解剖学
今日は下行性伝導路・上行性伝導路
についての問題でした
解説
下行性伝導路には錐体路と錐体外路がある。
上行性伝導路は皮膚知覚路(皮膚の触・圧覚・痛覚・温度覚)深部知覚路、視覚路、聴覚路、嗅覚路、味覚路がある。
さて、それでは今日は下行性伝導路についてまとめましょう!
下行性伝導路(遠心性伝導路) =運動性
錐体路
・・・ 皮質核線維(皮質延髄路)
・・・ 皮質脊髄線維(皮質脊髄路)
【外側皮質脊髄路<錐体側索路>】:中心前回上方3/4 ⇒ 内包 ⇒ 大脳脚
⇒ 橋 ⇒ 延髄錐体 ⇒ 脊髄前角細胞
【前皮質脊髄路<錐体前索路>】
錐体外路
・・・ 皮質網様体路 ⇒ 網様体脊髄路
・・・ 皮質赤核路 ⇒ 赤核脊髄路
・・・ ⇒ 前庭脊髄路
・・・ ⇒ 視蓋脊髄路
・・・ ⇒ 内側縦束
上記がそのまま脊髄前角
錐体路の特徴 : 自分で行動したりする随意運動の行われる経路
錐体外路 : 無意識的の随伴運動など不随意運動の行わる経路
【病気の特徴】
錐体路障害
筋緊張亢進:痙縮
特徴:折りたたみナイフ現象
神経分布:上肢⇒屈筋 下肢⇒伸筋
不随意運動:陰性
腱反射:亢進
バビンスキー反射:陽性
運動麻痺:陽性
錐体外路障害
筋緊張亢進:固縮
特徴:歯車様現象
神経分布:四肢・体幹のすべての筋肉
不随意運動:陽性
腱反射:正常、若干亢進
バビンスキー反射:陰性
運動麻痺:陰性、若干陽性