8月19日 柔道整復学
今日は肩関節脱臼についての問題でした
解説 シンジンガー法は回転法。振子法はシモン法
肩関節のポイント
1.なぜ肩関節に脱臼が多いか?
2.分類ごとに覚えているか?
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★発生頻度の高い理由
・上腕骨に対して関節窩が極端に小さい(股関節は大きい)
・各方向に広い可動域を持つ(球関節)
・関節包や補強靭帯に緩みがある
・関節の固定を筋肉に依存
・体表面上の突出した部分にあって外力を受けやすい
★分類
1.前方脱臼(烏口下脱臼、鎖骨下脱臼)
2.後方脱臼(肩峰下脱臼、棘下脱臼)
3.下方脱臼(腋窩脱臼、関節窩下脱臼)
4.上方脱臼(烏口突起上脱臼)
また前方脱臼のポイントは
種類
烏口下脱臼(95%)、鎖骨下脱臼(2%)
発生機序
①墜落・転倒で手を衝いて、肩関節に過度の伸展
力が働いておこる。
②肩関節過度外転により大結節が関節窩上縁、
肩峰に衝突してテコの支点となり起こる
症状
烏口下脱臼
肩関節軽度外転(30度)(上腕は外転内旋)
三角筋部の膨隆消失、肩峰が角状に突出、モーレンハイム窩
(三角筋胸筋三角)は消失 <よく出る!>
肩峰下は空虚(烏口突起下に骨頭を触知)
短縮してみえる
整復・固定
コッヘル法(回転法)
ヒポクラテス法(テコ、踵骨法)
治療法
前方脱臼では肩関節軽度屈曲、内旋位