8月19日 生理学
今日は感覚器についての問題でした。
解説
3:輻輳反射は、両目で物体を注視するとき、両目が内側に動いて縮瞳がおこる
1:腹部の皮膚を刺激すると腹壁筋が収縮する反射
2:強い光が目に入ると瞳孔括約筋を収縮させ網膜に入る光の量を少なくする
4:角膜に刺激を受けると眼瞼が閉じる反射
5:急に物が近づくと眼瞼を閉じる反射
今日は目の病気について! 一般臨床などでも聞かれる事です。
緑内障
緑内障は、眼圧が高くなって視神経が圧迫され、視神経萎縮を起こす病気。眼圧の正常値はおよそ10~21mmHgとされるが、眼圧が高くなるのは、何らかの原因で房水の産生と排出がアンバランスになるためで、その結果、視神経が萎縮し、視野(目を動かさずに見える範囲)が狭くなる。緑内障により障害された視神経は治療を行っても元に戻らず、失われた視野も回復しないので、早めに発見し、治療を行うことがポイントとなります。
―房水の役割とその流れ
房水は、角膜・水晶体・硝子体など血管のない組織に栄養を与える役割をもっており、目の中の毛様体というところで作られる。ここから瞳孔および隅角にあるフィルター(線維柱帯)を通って、シュレム管に集まり、静脈へと流れ込む。この房水の流れのどこかに障害が起こると、眼圧が上昇する。
白内障
白内障は、目の中でレンズの役割をしている透明な水晶体が濁ってくる病気。濁りが進行すると、瞳孔の部分が白くみえるため、昔から「しろそこひ」と呼ばれていました。残念ながら、一度濁った水晶体を、透明な状態に戻す薬はないが、手術によって水晶体を眼内レンズに取り替えることにより、視力を取り戻すことができます。
―水晶体の役割
水晶体は、カメラでいうとレンズに相当し、さらにピントを調節することにより、カメラのフィルムに当たる網膜上に像を結ぶ役割を果たしている。ちなみに老眼はこのピントの調節機能が低下することにより起こる。