8月18日 解剖学
今日の問題の解説!
解説 間脳を構成する視床は多数の神経核からなり、視床下核は体性感覚の中継核である。
線条体とは大脳基底核に属し、中脳の黒質、橋の橋核に連絡して筋緊張の調節・運動の円滑化に関係する。
今日は間脳について書いていきましょう!
まずは間脳とは何で成り立っているのか!
・視床 ⇒ 内側膝状体(聴覚の中継核)・外側膝状体(視覚
の中継核)
★機能は?
・・皮膚及び筋からの感覚刺激を大脳へ伝える中継点。ニューロン交代。
・・運動系・情動系にも関与
・視床下部 ⇒ 漏斗(下垂体柄)・室旁核・視索上核・隆起核
★機能は?
・・全身の平滑筋・腺の分泌を調節
・・体温、満腹、空腹、口渇、心血管系、消化器系の自律中枢が存在
・・下垂体ホルモンの分泌を調節
・・ADH・オキシトシンの分泌など
これの障害としては
下垂体前葉のホルモンの分泌を調節している。視床下部下垂体後葉系は、視床下部前部にある室傍核から主としてオキシトシン、視索上核から主にADH(バゾプレッシン)が産生される。
これらの系の障害により、性早熟症(思春期早発症)、尿崩症、視床下部性甲状腺機能低下症、性腺機能低下症、小人症、フレーリッヒ症候群、SIADHなどの症候群が起こる。