さて、そんなこんなでtenor編。


楽器始めたころはアルトの人ばかり聴いていたんで、テナーの人をちゃんと聴いたのは高校出てから。

一番最初に「この音良いなぁ」って思ったのは多分「ソニー・ロリンズ」(Sonny Rollins)。
ちょうどその頃テレビのCMで、一人でダニーボーイを吹いているのが流れてて、いまだにあれは忘れられない。その後も何かと節目で聴きたいと思うのはこの人。

で、同じ頃バイトし始めた珈琲屋でそ他にも沢山聴いたな。。挽きたての豆の香りとテナーの音ってのがまたね、なんとも良いんですよ。

ちなみに最初に好きになった豆はフレン‥あ、違う違う、、テナーね、テナー。



ええと、ロリンズときたら「ジョン・コルトレーン」(John Coltrane)ですかね。
人気も高くて音源も沢山出てるし、その店にも一番多く置いてあったけど、この人は時期によって演奏のスタイルが全く違うんでね。ぼくは後期の、もうフリーになって一曲何十分もアドリブばっかりっていう、もはや呪いみたいなヤツを一番最初に聴いちゃったんで、しばらくアレルギーみたいになって聴いてなかったんだけど。。
でも初期の頃から順を追っていくと、オーソドックスなスタイルからその「呪い」に至る過程がわかって、そっから一気に興味を持ったのを憶えてる。


ただ、アルトでキャノンボールが好きだった流れもあって、テナーでもやっぱり明るくて艶っぽい、リズムをグイグイ引っ張るような吹き方する人が好きだったかな。
「スタンリー・タレンタイン」(Stanley Turrentine)とか良くかけてたの思い出して久々に聴いてみたけどやっぱカッコイイなぁ~。「Look Out!」ってアルバム。

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あと「ハンク・モブレー」(Hank Mobley)も良く聴いてたな。
アルバム「Dippin'」に入っている「Recado Bossa Nova」は、インディーズ時代PE'Zでもカバーしましたね。

まだまだあるんだけど、ちょっとキリがないので今日はこの辺で。
今度は全く系統の違う人をまた後日。