秋も深まって益々黒いヤツが美味い季節になりました。皆さんお元気ですか?

さて、予てからリクエストのあった、「影響を受けたプレイヤー」についてちょっと書いてみようかなと。

結構インタビューなんかでも答えてるんで被ってるとこもるかもしれませんが、、なるべく今まで触れなかったとこを狙って。

中学生から始めたサックス、最初はアルトだったので当然憧れたのもアルトサックスプレイヤー。

一番初めにジャズサックスの音として耳にしたのは「ポール・デスモンド」(Paul Desmond)かな。
友達の家に遊びにいった時かかってたんだったと思う。
ピアノのデイヴ・ブルーベック名義の「タイム・アウト」ってアルバム。超名盤ですね。この人の音はジャズって言っても凄くクールではみ出たとこの無い”ポー”っとした綺麗な音。どちらかというとクラシック寄りなイメージで、楽器始めた最初の頃はこういう”ポー”っとした音を出したいと思ってた。
「アート・ペッパー」(Art Pepper)とかも好きだったなぁ、、この人はもうちょっとアグレッシヴな一面も持っている人なんだけど、やっぱりぼくん中では”ポー”っと系の人。

で、「チャーリーパーカー」(Charles Parker)を聴いたのが中3くらいかな?
これは近所のジャズ研に居た大学生のお兄さんが教えてくれたんだったかな。「ジャズならやっぱコレ聴かなきゃ」って。同じ曲でアドリブのテイク違いのが何曲も入ってるコレクターズアイテムみたいなので、「なんで同じの何度も入れるんだろな」とか思いながら、アドリブの善し悪しとかなんも分からないからテーマを楽しみにそれ聴いてたっていう。

そのあたりから割とゴリゴリ吹く人が好きになってきて、「フィル・ウッズ」(Phil Woods)とか聴いて最終的に「キャノンボール・アダレイ」(Cannonball" Adderley)は今に至るまで大好きなプレイヤー。
初めて習ったプロの先生が薦めてくれたのが直接のきっかけかな。

この人はまずアルトとは思えない程音が太いし、モウレツに熱く吹きまくったかと思えば、腰が砕けそうなくらい甘い音を出したり。ピッチも安定しててテクニックも完璧。4ビートからボサノバ、ファンクとどんなリズムでもグイグイ引っ張る、、テナーをメインに吹く今でもいろんな部分で惹かれるプレイヤーです。

そうそう、今年ビルボードでぼくらがやったカバー曲の中にも彼の曲がありましたね。「Bohemia After Dark」それから「Work Song」。

是非皆さんも原曲を御一聴あれ!



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さぁ、そのうちtenor編へ、、続く、、、か?