楽器をやっている人のあいだでは、何を使っているかってのはいつも話題に上る話しですね。
特にサックスって楽器は構成されるパーツ点数も多いし、そういうのが好きな人が多い気がするな。

ぼくの周りのプレーヤーでも、見た目めちゃめちゃ豪傑なのにそこだけはものすんごい細かい人、一人や二人じゃないですもん。


で、「何使ってるんですか?」って質問、ぼくもよくされるんですが、なかなか細かに説明できないタイミングだったりすることもあるんで、いつかブログにセッティングを載せようと思っていました。


という訳で早速行ってみましょう第一回(こじろうさんの読み通り!がっつりシリーズ化です)まずはマウスピースまわりから。



現在メインで使っているのは

テナー

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マウスピース:TED KLUM(テッドクラム)  #108  ブラス製(写真手前)
リガチャー:WOOD STONE(ウッドストーン) 銀製(写真奥)
リード:ALEXANDER SUPERIEURE(アレキサンダースペリアル) DC #2 1/2  たまにVANDOREN(バンドレン) JAVA 2 1/2

ソプラノ

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マウスピース:wood stone/ artist model #7 スチールエボナイト製(写真右手前)
リガチャー:GF SYSTEM(ジーエフシステム)  スタンダード(写真中央)  もしくはFRANCOIS LOUIS(フランソワルイ)(写真奥) 
リード:ALEXANDER SUPERIEURE NY #3


「マウスピース」とは日本語では「唄口」。楽器吹かない人でも小学校で縦笛とか鍵盤ハーモニカとかでくわえた先の部分ですね。ちなみに「リガチャー」はリードを締め付けるものの事で、これも音に影響します。

小学生でマウスピースにこだわりを持っていた人はあまりいないと思いますが、管楽器奏者にとってはどんな楽器でも、音を決める上でこの部分は特別に大切な部分です。

自転車で言えばサドル(これもそのうちシリーズ化しよう)、珈琲で言えばポットの注ぎ口と言ったところかな。。

しょっちゅう変えて悩んでいる人もいれば、楽器は変えてもマウスピースだけはずっと変えないという人もいますね。

ちなみにぼくは一度決めたらわりと長いこと変えない方だと思いますが、テナーは3年くらい前に、ソプラノはごく最近、それぞれ5~6年は使った前のものから今のものに変えました。

それまで使っていたのはテナー、ソプラノ共にOtto Link(オットーリンク)の、まぁまぁ古いヤツです。昔のジャズテナーの人はほとんどこれという、スタンダード中のスタンダード。

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一番大きなきっかけはやはりバンドで欲しい音が変わったことでしょうか。

ニレもエレクトリックアップライトを使い始めたりして、そうすると割と音域の近いテナーも今までの音だとしっくりこないと思う事が増えました。もうちょっとエッジが利きつつ、でも今まで通りの古い感じも残したい、、と思ってた所で見つけたのがこのテッドクラム。

古いオットリンクをベースに最近の派手目のマウスピースのパンチも加えたという、まさに自分が欲しかったとこそのもの。



あとその頃から奏法が変わった事も大きな理由の一つかなぁ。


基本的には「道具は選ばないぜ~どんな楽器でも吹きこなしてやるぜ~」ってのが一番カッコイイと思うんですよね。弘法筆を選ばず。言い換えれば楽器のせいにせずに自分を鍛えるべきだという考えは昔から持ってました。

でも自分の奏法を変えた方が良いと思った時に、道具にそれをサポートしてもらうのはアリなんじゃないかと思ったんですね。
道具に頼り切ってはダメなんだけど、自分の間違ったところを道具に正してもらうのは良いのではないかと。




‥ってなんかいきなり精神的な話しに突っ込んでしまいましたが、そんなこんなで今のマウスピースは非常にお気に入りです。
次回は楽器本体、あと以外とリクエストの多い高音奏法なんかの話しも出るか、も、、。



しばらくマニア談義ですが、楽器やらない人も引き続きよろしくです~。