息子。


先日、大学の後期試験が終わったと連絡がありました。

少しホッとしたようです。

やっと受験勉強に専念できると、嬉しそうでした。


息子が仮面浪人を始めた時は、本当にショックで眠れず、ボーっとしすぎて交通事故に遭ってしまった母ですが、今となっては、この苦しかった一年も必要だったのだろうと思っています。


母には忘れられない光景がありまして…


国立2次試験の2日目。

息子と話しながらホテルから大学まで歩いて向かいました。


息子も緊張していましたが、多分、母も顔が強張っていたのでしょう。


息子は母に小さくガッツポーズをして、

「大丈夫」

と頷いて試験会場に入って行きました。


あの時のなんとも言えない息子の顔が、今も時々チラつくことがあります。

思い出しただけで、なんだか泣けて泣けて。


今は東京で1人で頑張っているし、今年の2次試験はもう母は不要だと思います。


が、あの緊張した息子の顔を思い出し、やっぱり前日には駆けつけたいと思っています。


よく考えたら、息子は成人だと言うのに、なかなか子離れができない母です。


今日は息子に送るため、ご飯を一膳ずつ小分けして冷凍し、ヒジキの煮物、白菜の煮物、カレー、ハンバーグ、唐揚げを作りました。

明日、炊き込みご飯と味噌玉を追加して、冷凍して送ろうと思います。


後少し。

母なりに息子を見守って行こうと思います。