弱くていいんだ。
ふいにつぶやいた。
君と離れてると僕はどれだけ弱くて汚いのかがわかるよ。
君の形を探して、深く沈んでいく。
暗闇に沈んで身体を食い千切られて必死に否定して、鳴いた。
弱さを見せるともっと弱くなる気がするんだ。
だから、言わないんだ。
でも、君の事だから気付いてしまうんだろうね。
そんな時は笑いたいんだけど、どうしたら君を欺けるのかわからないよ。
涙もろくなったなんて言いたくない。
でも、君の匂いをふっと思い出すと胸の中がギュッって鈍い音して縮むんだ。
そのまんま、潰れちゃえばいいのに。
なんていいながら、君に会うと全部忘れちゃうんだ。
そんで、泣いちゃうんだ。
僕は弱いんだ。
弱くていいんだ。
“君の胸の中で”ふいにつぶやいた。
