夕方のイルミネーションライブの開始までの時間つぶしに映画を見ることに
あり得ないほどの豪邸に住む幸せすぎる一家が、火事をきっかけに遺産相続などもからんでどろどろしていくサスペンス仕立てのストーリーで
主役の橋本愛はやけどを負い家族も亡くし身も心もぼろぼろな悲劇の少女ながらピアノに打ち込む役をうまく演じていて、ここ数年の新進気鋭っぷりがすごい女優です
ピアノ講師役の清塚信也は実際のピアニストで活躍しているそうで、皮膚移植で指も動かせないほどの彼女に対して「なぜ客の前で演奏したいのか、CDではダメなのか?」といった台詞にも重い説得力があり、この役を役者が演じてればまた違って見えたでしょうね
肝心のミステリー部分が謎というよりあっさりわかるようにできてて、医者の台詞やラストシーンなどくどすぎるところもありましたが
序盤の幸せなシーンと「月の光」のピアノの音色には癒やされました