今年最初の“パピーパーティー”&“成犬パーティー”を開催しました。
今回もたくさんの飼い主さんとわんちゃんにご参加いただきました。
ご参加くださった皆様ありがとうございました。

午前中のパピーパーティーは生後12ヶ月までのわんちゃんと飼い主さんです。
“仔犬の社会化期”とは本来は生後3週間から始まります。
そして、生後12週齢になる頃には脳が発達して成犬の脳になります。
つまり、脳の発達に伴って、大切な社会化の扉がしまるという結果がでています。
脳の発達とは簡単に言ってしまえば
恐怖心が芽生えるということです。
社会化期の間、動物は自分の周りの環境に慣れるために、初めて体験する様々な刺激に対応できるようなシステムになっています。
そのために、生後12週齢までの子イヌは「恐怖心よりも好奇心が勝って」います。
子ども頃から、初めて体験する外からの刺激や物事に対して、全てを怖いものとして捉えてしまったらどうなるでしょうか?
私達、人に置き換えてみると分かりやすいかもしれません。
ほとんどの人は、普段生活する際に、周りの環境(道路を歩いたり、電車に乗ったり、学校や職場に通ったり)に対して多少の不安はありますが、大抵は安全なこととして捉えて生活しています。
また、道ですれ違う他人や面識のない人に対しても安全な人だという概念のなかで生活しています。
人によっては緊張、恐怖、不安の気持ちが高めの人もいますが、全ての環境や人に対して
「この場所にいると私の身は危ない!」
「この場所にいると爆弾が落ちてきて殺されてしまうに違いない!!」
「自分以外の人は、きっと隙さえあれば私を襲ってきて殺そうとしているに違いない!!」
「今他人と目が合った!ヤバイ!逃げないと殺されるぞ!逃げよう!!」
「逃げる場所がない、殺される前にこちらからやってしまおう!!」
大袈裟な話だと思うかもしれませんが、弱肉強食の野生動物の世界では、何百万年、何十億年以上も前から、これが当たり前のことだったと予測できないでしょうか。
ある種族は淘汰されずに生き延びることができ、逆に別のある種族は絶えてきました。
常に淘汰圧が強くかかるものがあり、また淘汰圧があまりかからず逃れてきたものがある。
犬種は現在も淘汰されずに生き延びてきた生き物です。
それには原因があります。
現在存在する犬種だけでなく、全ての野生動物が淘汰されずに生き延びてこられた最大の能力が、おそらく「警戒心、恐怖心」が強かったということではないでしょうか。
警戒心が少なく、恐れを知らない無鉄砲な生き物は殺されてしまう可能性が強い。
そしてその無鉄砲だけど、平和主義的な大らかな遺伝子は、子孫を残す課程で、淘汰圧によって徐々に子孫を減らしていったことでしょう。
今いる動物、犬種を含めて、警戒心や恐怖心が強い遺伝子を持っていると想像できないでしょうか?
長い年月を生き延びるために培ってきた能力を、遺伝的に持ち合わせているものなのではないでしょうか。
“子イヌの社会化の必要性”
それが意味する訳はこんなところにあるのだと思います。
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