まずは、第一回の補足をさせて下さい。
第一回「犬の言葉①横を向く」で書きましたが。。。
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★横を向く=「不快に思っています」「まぁ待てよ!」★
犬は、相手に不快感を感じた時などに横を向きます。
不快に感じたといっても、強い否定ではなく、
「まぁ待って!落ち着いて!」といった軽い感じで用います。
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・・・なのですが、その類義語がたくさんあります。
・目をそらす
・体の向きを変える
・後ろを向く
・カーブを描きながら近付く
【解説】
全て、相手の興奮を冷まさせようとする態度のようです。
効力の弱い順に、「目をそらす」⇒「横を向く」⇒「体の向きを変える」⇒「後ろを向く」となります。
どれを使うかは、相手の興奮の度合いによって決めます。
今日実際にあった状況ではこんなかんじです。
・普段とても理想的な態度の少し高齢のわんにうちのエドが出会いました。
・エドはまだ若いので、誰にでも遊ぼう遊ぼうといった興奮状態で近付きます。
・高齢わんは威厳のある態度のままでいましたが、
エドがプレイバウをしてきたので、すぐ、ソッコーで後ろを向きました。
・エドは「はっ」とすぐにおとなしくなり、そのままその場を去りました。
察するに、高齢わんは「わしは遊ばんよ」と言いたかったのでしょう。。。
<カーブを描きながら近付く>
これは、相手を尊重して、敵意がないけど近寄りたいんだよーと伝えたい時にする行動だそうです。
同時に地面のにおいを嗅ぎながら近付いたりする事もあります。
さぁ、本題ですが!
【怖がりの犬に近付く方法】
以上などを踏まえ、怖がりな犬や、怖がって吠えてしまう犬に近付く方法を考えてみますと。。。
1. 自分から近寄らない。
近寄る時は横からか、背中を向けながら近寄る。この時目はあわせない。
2. 近寄ってきたら横向きにしゃがむ。
3. においを嗅がせる。手を出す時は、平でなく甲を。
4. 落ち着いてきたらさわる。さわる時は上から出なく、下から手を出す。
怖がっている=興奮状態 と考えて対応してみてください。
てなかんじです。
多分これで近寄れます!
遠くから吠えられている時は、カーブを描きながら近付くと良いと思います!
あとは、こちらが緊張しない事も重要ですので、リラックスしてゆったりとした気持ちで望んでください(*^_^*)
※この記事は、テゥーリッド・ルーガス著「カーミングシグナル」、シーザー・ミラン出演作品「Dog whisperer」を元に作成しています。