宇宙には善も悪もないという話は本当か?
こんにちは。
ペットサイン協会の田村です。
今日のお題は、善悪についてのお話です。
スピリチュアル界隈でよくこんな話を聞きます。
「この宇宙には良いも悪いもないんだよ」と。
あなたは、どう思いますか?
それは、真実です。
でも、真実が真実とわかるためには、段階があるのですね。
真実には階層があるという表現もできます。
神(天使)と悪魔。
善と悪。
正と邪。
最近のメルマガで、この二極構造こそが「設定」
さまざまな問題の根源。
発生源でもあります。
多くの人は、この設定の上で踊らされている。
そもそも、どうしてこのような「設定」
神も仏もいないんでしょうか?
そうではないのです。
こういう人がいます。
そもそも神などはいないと。
「神がいるんなら、こんなに悪い世の中にはならないじゃないか」
「悪魔が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)
なるほどもっともに聞こえますね。
しかし、これこそ二元論にとらわれた発言です。
悪魔は、神の働きの一部です。
悪魔は、神が生み出したものです。
「えっ、何でそんなことするの?」
そう思われたかもしれませんね。
悪は働きです。
善も働きです。
悪がなければ善もありません。
悪を知らなければ善を知ることもありません。
悪は宇宙の働きの一部なのです。
そもそも必要があるから生み出されたもの。
宇宙に不必要なものは何一つありません。
どんなに悪く思えるものでも、
それがお役(働き)なのです。
では、悪の働きとは何でしょうか?
それは善を知らしめるための働きです。
悪を知らないと善も知らないことになります。
それは相対的なものだからです。
悪の働きを知ってはじめて善の働きを知ることができるのです。
死を知ってはじめて生の価値を知ることができる。
病を体験してはじめて健康のありがたさを知ることができる。
悪もとてもありがたい存在なのです。
悪に感謝できたとき、悪の役目は終わります。
悪の働きを深く知らなければ、悪を乗り越えることはできません。
悪に感謝できたとき、
「この世に良いも悪いもないんだよ」
幼稚園クラスの人類にとってまだ先の話です。
人は悪の働きを学んで本当の善を知ることができる。
それ以前の善は、表面的なもの。
善のつもり。
成りすましのようなものです。
深みがない。
それでは善の働きが浅くなるのです。
偽の善、つまり偽善になってしまう。
真善(まことぜん)を知るためには、
だから、この世の「設定」、
善と悪を抱き合わせる。
善も悪も知る。
両者の働きを見極める。
ここに至って次の段階に進めます。
善も悪もない世界。
善も悪もある世界。
善の働きと悪の働きが調和した世界です。
この世は、良いも悪いもある世界です。
いえ、良いと悪いを学ぶ世界です。
だから、最初から「善も悪もない」などと言ってはいけない。
小学生が大学のカリキュラムを聞きかじって、
そういえば、かつての私がそうでした。
小学生の頃。
将来の夢は天文学者でした。
そこで、分厚い専門書「天文学事典」を購入して、
中身を深く理解したわけではありません。
雰囲気を味わっただけです。
何だか天文学がわかったつもりになっていかのかもしれません。
あなたが悪の働きを深く知ることで、
この世の「設定」が悪意に満ちていることを知らなければ、
悪の学びなくして「この世には良いも悪いもないんだよ」
三次元世界の構造がまるでわかっていない。
「神がいるんなら、そもそもこんなひどい世の中になってない」
という人も同じです。
三次元世界の学びを理解していないことになります。
良いと悪いをしっかり学びましょう。
悪の働きをしっかり学びましょう。
では、善の働きとは何か?
悪の働きとは何か?
あなたはわかるでしょうか?
善とは、調和の働きです。
それぞれ違うものが集まって全体を最適化する働きです。
一つ一つ個性豊かな世界。
違いがある世界。
生物多様性の世界です。
一方、悪の働きとは、調和を壊すこと。
葛藤と争いをもたらすもの。
自由という詐欺概念で我良し(自分さえ良ければいい)
不調和な世界。
平等という詐欺概念で世界を均質化しようとする働き。
個性を消し去り規格化しようとする。
まさに今の教育がやっていることですね。
悪自由、悪平等の世界です。
悪の働きを見極めなければ、真善はわからないのです。
悪の働きを知らなければ、善意から発して悪に加担してしまう。
偽善になってしまうのです。
悪には悪の尊い働きがあります。
この世は、悪の働きによって作られてきました。
悪の働きが社会基盤を作ったのです。
科学、学問、政治・経済、医療、教育、金融、衣食住・・・
すべて彼らの働きです。
なんとあっぱれな働きでしょうか。
感謝しかありません。
その一方で悪は、武器、戦争、テロなど、
しかし、彼らの働きによりこの世は作られたのですね。
戦争などの争いが科学を発達させてきた側面があります。
悪科学ではありましたが、
この世界の多くのシステムが、悪意によって作られてきました。
科学がその典型です。
悪の働きに支配されたこれまでの科学は、汚染・破壊・殺戮・
まず、その事実をしっかり見極める必要があります。
悪の仕組みを知ることによって、
悪の仕組みを知らなければ、
破壊の科学から調和の科学へ。
真善の科学にひっくり返すことができるのです。
お金もそうですね。
搾取システム、支配のシステムとして生み出されたのがお金です。
現実を見ればわかります。
富の分配がうまくいっていません。
それどころか、ますます寡占化しています。
お金はハッピーなものなどではありません。
ごまかしてはいけません。
お金を生み出したのは悪の働きなのです。
しかし、それを真善の仕組みに変えることもできる。
悪を悪だと知るから変えられるのです。
悪を悪だと知らなければ、悪の構造を知らないうちに維持・
基盤を悪の働きが作ってくれた。
ここからは真善の出番です。
お膳立てしてくれたのは、悪魔たち。
本当に天晴れなお働きです。
悪が真善の働きを導いてくれたのです。
真善が花開く世の舞台を作ってくれた。
これが悪の働きの役割です。
お役目です。
ここに至って始めて「この世に善も悪もないんだよ」と言える。
その資格ができるのです。
それ以前ではありません。
でも、これでも言葉足らずなんですね。
より正確に表現するとこうなります。
・この世には、善も悪もある。
・善にも悪にも役割がある。
・それぞれのお働きがある。
善も悪も含めた働きが神なのだと。
最悪の末期がんから生還された方の話をご紹介しましょう。
私の故郷山口県にお住まいのSさんです。
Sさんは、とある大手保険会社で働いていたバリバリの営業マン。
寝る間を惜しんで仕事に打ち込み大きな成果を上げました。
出世コースを爆進。
やがて、
しかし、役員会議で信じられない出来事に遭遇します。
Sさんは、会社でもトップクラスの成績。
胸を張って役員会議に臨みました。
さぞや会社の幹部からその業績を誉めていただけるのではないかと
ところが・・・
最高幹部の会長からは信じられない一言が。
誉められるどころか叱責されたのです。
まさに晴天の霹靂でした。
頭の中は真っ白。
どうしてこんなことになるかわけがわからない。
茫然自失状態です。
見るに見かねたある役員が、会議終了後に耳打ちしてくれました。
なんとSさんの上司がSさんの業績を横取りして自分の業績として
会社の幹部にSさんのことを悪く報告していたのです。
それを知ったSさんは、怒りに震えました。
「なんで、俺がこんな目に遭わなければならないんだ」
「こんなに会社に尽くしてきたのに、この仕打ちか」
愚痴とやけ酒の日々が続きました。
しばらくして、会社の健康診断を受診。
担当医師からすぐに来るように呼び出しがありました。
医師が深刻な顔をしてSさんに告げたのは・・・
末期がんでした。
余命宣告されたのです。
しかも、極めて悪性度が高く進行が早いがん。
生存率がもっとも低いがんです。
「ここまで会社に貢献してこの仕打ち。あげくは末期がん」
「俺は、なんてついてないんだ。最悪の人生だ」
Sさんは、どん底に落ちました。
しかし、Sさんには奥さんが娘さんがいました。
「このまま死ぬわけにはいかない」
気を取り直したSさんは、
毎朝、
「Sさん、治って本当によかったねー」
職場の仲間から笑顔で祝福されている姿を思い浮かべました。
奥さんや娘さんと抱き合って泣きながら回復を喜んでいるシーン。
それもありありと脳裏に浮かべました。
あるとき、Sさんの口から思ってもみなかった言葉が出ます。
「がんさん、ありがとう」と。
涙が頬を伝いました。
最悪と思ったがんに心から感謝できたのです。
「ああ、おれは自己中で傲慢な人間だった」
「俺が会社のみんなを食わしてやっているんだ。
そんな傲慢な心にとらわれていた。
それなエゴをがんさんが、治してくれた。
気づかせてくれた。
「がんさんが気づかせてくれなければ、
「ああ、ありがたい。がんさんありがとう」と。
それからしばらくして、検査を受けたSさん。
医師が興奮した顔で駆け込んできました。
「Sさーん、びっくりです!がんが消えてます!
Sさんは、号泣しました。
そのとき、がんの役割は終わったのです。
がんは、お役目だったのですね。
病気は悪いものではありません。
お役目なのです。
悪もお働きです。
悪の働きがあるから真善に目覚めることができる。
それに気づいたとき、悪魔にすら感謝できるようになるのです。
そこに至って、善悪二元論を超えることができる。
「良いも悪いもない」ことが心の底から理解できる。
善も悪も働きだったと。
善も悪も神の愛なのだと。
悪が学ばせてくれた。
悪が気づかせてくれた。
偽善ではなく真善の世界を。
すべての生きとし生けるものが調和した世界。
違いを認めながらそれぞれのお役を果たせる世界。
さまざまな働きが全体を最適化させる世界。
悪には悪の働きがある。
悪には悪の役割がある。
悪魔もまた尊い存在なのです。
この世をしっちゃかめっちゃかにしてくれた悪の働きよありがとう
かと言って、悪を野放しにしてはダメですよ。
悪には立ち向かうのです。
悪に立ち向かうのが善の働き。
悪に対峙し悪を糾弾することが、
それぞれのお役なのですから。
お役を全うしなければならないのです。
悪者は悪者ならしく。
いいもんはいいもんらしく。
悪い人が中途半端に良い人だったら勧善懲悪の時代劇も面白くない
悪代官は思いっきり悪くないと善人は活躍しようがないのです。
悪は外側にもある。
しかし、何より内側に悪のボスがいます。
善も悪も人の心の中に働きとしてあるのです。
何よりも自分の中にある悪を認め立ち向かうことが大切ですね。
自分の中にある悪の働きを見つめることが自分を真に愛することに
善も悪も尊い働きだと気づいてはじめて真の愛に目覚めることがで
かくいう私自身もまだまだ。
善も悪も楽しんでいきたいと思います。
時には悪代官のように(笑)
時には水戸黄門のように。
悪を存在せしめているのも高次元の設定。
悪にやりたい放題させてきたのも神の計らい。
私たちが目覚め成長するためなのですね。
なんとありがたい仕組みなのでしょう。
そう思えるかどうかが魂の成長の物差しです。
私も道半ばですが、がんばります!
今日はここまで。
今日は7,000字台でした。
少しずつ短くしていきたいなと思っていますが、
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まだ入学間に合いますよ。
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