☆男根
 近頃テレビから頻繁に男根男根とヒンディー語で叫ぶ女性の声が聞こえ
 日本印度化計画もシヴァ派のリンガ崇拝団が秘密裡に準国営企業の広告宣伝部に浸透し
 堂堂と公共の電波をジャックするフェーズにまで至ったかと感慨深かったのだが、
 どうもそうではなかったらしい。
 何だよ、紛らわしい。


☆けいおん

 どうもこのアニメは1期の頃から好きになれなかった、というか個人的には珍しく積極的に嫌いなアニメだったのだが
 BDを揃えるくらいにはけいおん!を能くする友人と「一体どう視れば面白いの」的な話を喋っていたところ具体的に何が(個人的に)ダメなのかが判ったのでご報告。

1.唯がダメ。生理的にダメ。全てがダメ。
  唯が気に食わない、を通り越して存在様式そのものが自分と敵対しているレベルで嫌いなのは前から自覚してたが、
  何がダメだって冷静に考えてみるとアレだ、唯周りの話(=作品ほぼ全部)が
  裸の大将が罷り間違って普通科高校に入学して、周りが見てみぬ振りしてるような話にしか見えないから気持ち悪いんだ。
  ⇒ちなみにこの問題は「唯はそういう世界内システム」だとか
  「いっそムギ以外は人間じゃなくて作品世界を操作する関数のようなもの」だとか思って視れば全く気にならないとのこと。
  というかそもそも唯を人間として視たことがないとか、
  キャラクターが記号性であり象徴であるなれば、もはや自己投影の対象に非ず、惟その記号の好悪を述べるのみ也とか言ってて
  うん、慧眼慧眼。本当にその通り。

2.キャラクターの媚の売り方が酷い。特に梓。あと澪。
  というと語弊があるかもしれないが、要は時折挟まれるキャラクターからの視線が非常に不気味なこのアニメ。
  具体的にはOPの画面を追いまくる唯だとか、新勧話の時の梓の「わたしはこのままでいいです」発言のシーンとか。いちいちこっち見て反応伺ってんなよ、と。
  ニーチェさんだったか、深淵を覗いたらおまえも覗かれてるよー、みたいな話があったけど、なんで深淵のひとつも見ていないような奴らにこっち見られなきゃいけねえんだよ、と。
  まあ、不気味に感じるってのは(もしそんなんが実在するなら)「不気味の谷」の領域まで製作演出が行き届いてる証左なのかもしれん。
  件の友人曰く、「あんな超どうでもいい高校生活を変態的な努力で演出してるってのが好き」らしいので、そういう見方ができれば幸せになれるのかなー、と。

3.モブの処理
  新勧の時といい、澪のお茶会の時といい、バックグラウンドノイズの格好させたまま作中で役割を担わせるのは止めなさいよ。非常に残酷。

4.どの口で全力とか武道館とか言うか
  ※コメントの必要なし。

 まあ、結論的に「正視しなければ見所があるアニメ」になるのかな。そんなに不快なら今まで何で見てたのかって話だけど。そこは本当に自分でもよくわからん。


☆全死大戦を買う
 飛鳥井全死は間違えないも、荻浦嬢瑠璃は敗北しないも三冊ずつ(自分用、保存用、アメリカ送り用)買ったんでいいかなーと思ってたものの、最近の界隈の昂りに対応すべく買いました。
 あれ、乖離って漢字表記の能力あったっけ?とか
 やー、やっぱ嬢瑠璃の後半は燃えるなあ。とか
 そういや「全死」では甲介にこそ執心してたのに「嬢瑠璃」ではいつのまにか嫉視の対象でしかないのは変わってないなー、とか
 色々思いながら読んでたものの、酔った勢いで京大某所に寄付してきてしまったのでもう一組買いました。 
 細かいところがわりと大量に変わってたので、変更箇所一覧でも作ろうかと。月末くらい目処に公開できればいいなー。


☆本村凌二「多神教と一神教」(岩波新書)読了
 うーん、学生時分にサボらずこの人の授業よく聞いとくべきだったなあ、と後悔しても後の祭り。
 「5000年前の人間はほぼ全員メタテキストが読めた」って説と「5000年前の人間はほぼ全員『神の声』を聞く脳の器官を有していた」って説のシンクロ具合に震えてみたり。


☆高橋克彦「竜の柩」(祥伝社文庫版/全四巻)読了 
 クオリティもクァンティティも非常に膨大濃厚なキバヤシ小説。主人公が京極堂もかくやレベルの長広舌。
 どういう小説かって、適性がある人ならAmazonの紹介文を読んだだけでワクワクするんじゃないだろうか。
あー久々にいい荒唐無稽型オカルトだったので一気に読んでしまった。ごちそうさまです。


☆聖地ヒルオブタラ突然の閉店
 京都三条御池通り沿いのアイリッシュパブ、the Hill of Taraが6/11に突然閉店したとの由。
 ショックとしか言いようがない・・・


☆ポエム たまねぎ
 自分探しとは
 玉葱を剥きてその芯を求めるが如し。

 どれだけ剥いても見つからない。
 どんどん小さくなる、じぶん。
 涙も、止まらない。

 地を這いて
 ひかり浴びれば
 伸びゆける
 新芽ひとつも
 あるというのに


☆Angel Beats!
 大体ほぼ終わってみれば、「TMNとかB'zの古い曲のフレーズを公共の電波に乗せたい」とか「セーラー服と機関銃を自分の手でやりたい」とか、ほとんどの部分そういう動機だけで作られたアニメだった気がする。


☆あ゙ー
 タニシみたいに生きたい、と思った自分にダメ出し。



今日の一曲
KOTOKO "ε ~Epsilon~"―――KOTOKO 4th Album「イプシロンの方舟」収録