ペットオーナーの皆さん、かわいい家族のオーラルケアはどうしていますか?
適切なケアができていないと、お口トラブルにつながってしまうもの。口臭だけでは収まらず、ペットの体調にまで影響を及ぼすケースもあるので、気を付けてあげたいですよね。
そんな日々のオーラルケアを手軽に行えるのが、『ペットキッス』シリーズ。今回は、しつけインストラクターの川野さんと『ペットキッス』の開発に携わる市川さんに、ペットのオーラルケアについて聞いてみました。ペットオーナーさんたちが実際に使ってみての感想や、川野さんによるオーラルケアのコツもご紹介しますので、ぜひチェックしてください!
まずは川野さんと市川さんに、オーラルケアを怠るとどんな弊害があるのかを教えてもらいましょう。やはり、虫歯になってしまうのでしょうか?
市川さん「実は犬って、虫歯になりにくいんです。なぜなら、口の中が弱アルカリ性だから。虫歯は食べカスに付着した菌が酸を発生し、歯のエナメル質を溶かすことで起こるのですが、アルカリ性だとこの酸が中和されるため、虫歯になりにくいんですね。その代わり、歯垢が歯石になるのは人間よりも早いので、歯周病を引き起こしやすい環境でもあります」
川野さん「まだ3~4歳の犬が歯周病になってしまった、という話は私もよく聞きますね」
All Aboutプロファイル
しつけインストラクター
川野 なおこさん
アメリカのトレーニングセンターでドッグトレーニング、犬の問題行動の修正を学ぶ。現在は東京都内を中心にドッグトレーナーとして活動中
ライオン商事株式会社
ペット商品企画開発室
市川 比呂志さん
『ペットキッス』シリーズを始めとして、ペットフード全般を開発。それ以前は人用の食品を開発するなど、20数年にわたり「食」に携わっている
市川さん「3歳以上の犬の8割以上が、歯周病にかかっているとも言われています。歯周病になると口臭がきつくなるだけでなく、歯ぐきが炎症を起こして後退していくんです。ひどいと骨が溶けて歯が抜けてしまったり、歯周病菌が血液から腎臓や肝臓へ入り、疾患を起こしたりと全身にかかわるようなことも。そうなる前に、オーラルケアをしてあげなくてはいけないんですね」
川野さん「口の中の状態には気付かないことが多いですよね。
きちんと見てあげる習慣があれば早期発見もできるのでしょうが…」
市川さん「気付かないまま歯垢が歯石にかわってしまうと、簡単に落とすことはできません。スケーラーで削り取る方法もありますが、口の中を触られるのが嫌いな犬だと難しいので、獣医さんで処置をすることになりますね」
川野さん「スケーラーも、長い時間拘束してガリガリと削るわけですから、犬にとっては負担がかかりますよね。エナメル質まで取れてしまうこともありますし。獣医さんで処置する場合も、全身麻酔をするのでさらに負担は大きくなります。犬は自分で歯を磨くことはできません。口の中も含め、ケアに関してはすべて飼い主に頼らなくてはならないので、きちんと健康管理をしてあげたいですよね。それが愛情というものだと思います」
川野さんの愛犬AOI(あおい)ちゃん。8歳になった柴犬の女の子です。長時間の撮影を最後までこなしてくれた、とってもいい子!
『ペットキッス 歯みがきシート』を使う川野さんとAOIちゃん。
川野さん「薄くて指にぴったりフィットするので、奥まで拭き取りやすいですね!一本一本の歯の感触もよくわかります」
市川さん「汚れている歯を拭くと色が付くので、汚れの落ち方を実感できますよ」
オーラルケアは飼い主さんの責任。ずっと元気でいて欲しい大切な家族だからこそ、しっかりとしてあげたいものですね。では、犬のオーラルケアにはどのような方法があるのでしょうか?
市川さん「まず挙げられるのは、歯みがき。専用の歯ブラシもありますが、口の中に入れられるのを嫌がる犬は非常に多いですよね。その場合は、ガーゼや『ペットキッス 歯みがきシート』のような専用のシートで拭いて歯垢を落とす方法もありますよ。 また、口臭が気になる場合は『ペットキッス ブレススプレー』などが有効ですね」
川野さん「しつけのトレーニングの際、私は指にガーゼを巻いて拭く方法を推奨しています。歯ブラシだときちんと奥まで届いているのかが気になりますが、一本一本拭いていけば、人が指で感触を確かめられるので確実かなと。歯ブラシのように硬いモノよりはストレスも少ないのではないでしょうか」
市川さん「小型犬やパグのように鼻が短い犬種は口が小さいので、特にストレスを感じるかもしれませんね。ちなみに、こういった犬は乳歯が抜けないまま永久歯が生える二重犬歯になるケースも多いのですが、そうすると余計に歯垢がたまりやすくなるのでより注意しなければなりません」
川野さん「ボディタッチに関わることは、小さなうちにきちんとしつけないと、なかなか受け入れてくれないもの。私が子犬のトレーニングを行う際は、まず、オーラルケア、爪切り、ブラッシングなどの練習から始めるようにします。リードの引き方や“おすわり”“待て”などは、ある程度大きくなっても覚えられるものですが、こういったケアに関わることは1歳前、できれば生後6か月以内に練習しておかなくては、なかなか身に付きません。犬種や個体差によっても変わりますが、柴犬は特に嫌がる子が多いので、AOIも最初の頃は仰向けにして口を開けたり、おしり周りを触ったりと、ボディタッチのトレーニングばかりしていました。とにかく、毎日少しずつでも馴らしていくことが大事。嫌がっているからとすぐにやめてしまうと、犬はそれが習慣になってしまいます」
オーラルケアは子犬のうちから慣れさせないと、もうダメなの? いえいえ、そんなことはありません。大きくなった犬にも慣れてもらえる方法を、川野さんに教えてもらいました!
川野さん「口の中に手を入れる前に、まずはマズル(鼻先)マッサージで徐々に慣れさせていきましょう。触ることから始めて、そのうちにマズルを持って左右にやさしく動かしたり、上から歯ぐきをマッサージしたり…。慣れたらそっと手を入れ、歯を触っていきます。大切なのは決して焦らず、うなる手前でやめること。
うなってから手を引くと、犬は“うなれば嫌なことはされない”と思い込んでしまいます。触った段階でうなってしまうような警戒心の強い子なら、まずおやつをあげてから始めましょう。食べているときは噛むこともできませんから。そうやって成功体験を、少しずつ積み重ねていってください」
今回、Twitter上で『うちの子想い ペットキッス』シリーズのトリーツモニターを募集しました。そこで質問としていただいた中でも多かったのが、「あっという間に食べてしまって、効果があるのか心配」という声。市川さん、川野さん、こんなワンちゃんにはどうすればいいですか?
市川さん「噛むことで歯垢を落とすものなので、やはりゆっくり噛んで欲しいですよね。豚皮を使った『ペットキッス 山切りガム』なら、なかなか噛みきれないので長く楽しむことができますよ。また、口に入るサイズで長めのものを選ぶのもおすすめです」
川野さん「ゆっくり噛むという行為もまた、小さいころにしつけたいところ。初めておやつをあげるときは、手に持った状態で“私のものを分け与えているよ”という態度を示すといいでしょう。また、すでに大きい子の場合も、落ち着かせて食べさせるだけでも違うもの。おやつを見た犬が興奮していると、飼い主さんもうれしくてつい、“ほらほら!”とテンションを上げてしまいがちなので、犬も勢いがついたまま食べてしまいます。多頭飼いの場合も取られまいと焦って食べがちなので、ハウスなどそれぞれのテリトリー内で与えるといいでしょう」
▲おやつの練習は「持って、与えて、外す」を繰り返すことが大切。これにより、歯に引っかかった場合など万が一のときにも無理なく外すことができます
歯ブラシやシートなどを使う方法に慣れていない場合は、練習が必要。そうなると、その間はオーラルケアをしてあげることができないのでしょうか?
市川さん「楽しみながらできるおもちゃや、美味しく食べられるトリーツ(おやつ)なら、噛むことで食べカスや歯垢を落とすことができますよ。特におやつは、普段の行動を変えることなくできるケアとして飼い主さんから受け入れられています」
川野さん「歯ブラシやガーゼなどを使う方法は、毎食後となると飼い主さんにとっても手間がかかりますよね。特に最近は多頭飼いの方も増えてますから」
市川さん「犬の場合、歯垢は3~5日で歯石に変わると言われています。毎食後でなくても、せめて2~3日に一度はケアをしてあげないと、歯石がたまっていくことになるんですよ」
川野さん「そんなに早いんですか! それなら余計に、手軽なトリーツはうれしいですね」
市川さん「ええ、犬にとっても飼い主さんにとっても負担が少ない方法だと思います。食事の際によく使う奥の臼歯は歯垢が溜まりやすい場所ですが、トリーツを食べるときも同じ場所を使うのできちんと届きますし、唾液が多く出るので食べカスを落とす効果も高まります。『ペットキッス オーラルケアガム』などのトリーツを開発する際には、ドライフードだけを与えた場合とドライフードの後にこのトリーツを与えた場合を比べる臨床試験も行っていますが、確実に歯垢は落ちていますよ」
川野さん「この『ペットキッス』シリーズのトリーツは、毎食後に与えて良いのでしょうか?」
市川さん「1日の摂取カロリーの10%くらいを設定しているので、1日に1~2本が目安です。主食をいつもより1割ほど減らしてあげれば、カロリーコントロールも行えますよ」
川野さん「犬のボディサイズだけでなく、硬さなどの種類もあるんですね」
市川さん「ある程度硬くないと、歯垢は落とせませんから。また、アレルギーをもつ犬のために、原料によってもさまざまな種類を用意しています」
美味しいからペットが喜ぶのはもちろん、飼い主さんにとっても手軽にケアできるのがうれしい『ペットキッス オーラルケアガムシリーズ』。現在、犬用としては年齢や硬さ、好みなどに合わせた、全6タイプがラインナップされています。
市川さん「一番のおすすめは、牛皮を加工した『オーラルケアガム』。歯垢や歯の汚れ落としに高い効果があるので、ぜひとも試していただきたいですね。 もし、アレルギーなどで牛がダメな場合は、豚皮が材料の『山切りガム』、 豚もダメなら米と大豆が主原料の『植物ツイスティ』なども用意しています。 また、今年発売した『ツブツブチップ入りささみ』も、ワンちゃんの食いつきが非常にいいですよ」
川野さん「飼い主にも負担が少ない=マメにケアできるということ。これがトリーツによるケアのメリットでもあります。よく食べる子は長生きするもの。歯が健康でないと食べられなくなり、元気もなくなってきちゃうので、歯は大切にしてあげて欲しいですね。何もしないよりは絶対にいいので、今までしたことがないという方は、ぜひ使ってあげてください」
普段はあまりトリーツを食べないというAOIちゃんも、大喜びだった『ペットキッス オーラルケア』シリーズ。このブランド名には「ペットとキスできるくらいの距離でもニオイが気にならないケアを」という意味が込められているのだそう。ペットと近付いても息爽やか、そんな距離をつくれるオーラルケアをあなたも始めてみませんか?
左から、ブラッシング構造で汚れを落とす『オーラルケアガム』。犬のサイズ別に3タイプあります/硬いものが苦手な犬や、歯ぐきが十分に育っていない幼犬向けの『オーラルガム セミソフト』/硬いものが苦手な7歳以上の高齢犬向けの『オーラルケアガム やわらかソフト』
左から、牛アレルギーをもつ犬向けの『山切りガム』。犬のサイズ別に3タイプあります/食べ過ぎが気になる、あるいは硬めのガムが苦手な犬にもおすすめの『植物ツイスティ』。植物生まれなのでアレルギーが気になる方にも/鶏ささみに粒状にした牛皮を入れ、美味しさを追求した『ツブツブチップ入りささみ』
ペット