猫の年齢の数え方と寿命
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猫の年齢換算表
大切な家族の一員である猫には、できる限り健康で長生きして欲しいと思いますが、猫の時間は人間より早く進みます。幼くかわいい子猫だと思っていたのが、あっという間に青年期に達し、やがて老年期が訪れます。猫は人と比べてどのように年を取るのでしょうか。

ここではそれぞれの猫の成長段階に必要なライフサポートをご紹介しますので、是非参考にしてください。


猫と人の年齢比較
猫の年齢を人間に当てはめて考えるのはなかなか難しいですが、今まで17年間繁殖に携わってきた経験と、現在は保護猫活動で様々な猫と接する多くの場面で感じる猫と人の年齢比較をご紹介します。


子猫時代のケア・サポート(生後8ヶ月くらいまで)
1.誕生時
まだ目も耳も機能していませんがニオイはわかります。移行免疫がたっぷり含まれている母親の初乳を最低でも3日間以上飲ませてください。
2.生後4~12日頃
耳が聞こえるようになり、目が開きますが最初はあまりよく見えていません。1~2週頃には首が座り、少しずつ脚の踏ん張りがきくようになりますが、ほとんど一日お乳を飲んで眠っています。
3.3~4週頃
歯が生え始め、徐々に動体視力がついて動くものに興味を示します。またセルフグルーミングをし始めます。離乳食を開始する時期です。
4.5~6週頃
出っぱなしだった爪の出し入れができ、爪研ぎを始めます。活発に動き回り、色々なものに噛みつきたがります。爪研ぎとトイレのしつけを始めましょう。また1回目の駆虫を行います。食事は3ヶ月までベビー用フードを与えてください。
5.8週目
1回目のワクチン接種と2回目の駆虫を行います。兄弟や親と狩り遊びを学ぶ子猫の大切な社会化の時期です。迷子になったときのことを考えて、マイクロチップを挿入し登録を済ませましょう。
6.12週目
親と離れて遊ぶ時間が長くなってきます。2回目のワクチンと駆虫を行います。もしブリーダーやショップから子猫を購入する場合は、これ以降が親と離す目安です。猫同士の社会生活を経験した子猫の方が性格が安定しています。
7.4ヶ月頃
永久歯に生え替わりはじめ、今まで以上に噛みつきたがります。フードをキトン用に変え、駆虫を行います。
8.5ヶ月
駆虫を行います。
9.6ヶ月
成長が早い子には発情が、オス猫は父親になれます。もし体重が2kgを超えていたら避妊・去勢手術が行えます。駆虫を行います。
10.8ヶ月
計画的に出産させる予定がなければ、生後8ヶ月くらいまでに不妊手術を予定してください。オス猫には発情期はありませんが、近くに発情中のメス猫がいれば、いつでもその気になります。性的意識・縄張り意識の強いオス猫はスプレーと呼ばれる、強烈なニオイを伴うオシッコをあっちこっちに引っかけることがありますので、性本能が目覚める前に去勢手術を済ませてください。


健康で過ごすためには、猫の年齢ごとのケアが重要です
この他、小さな子猫を拾った場合は、どんどんかまって触って、撫でられると気持ちがよいことを覚えさせてください。できるだけ大勢の老若男女に構われて育つと、甘えん坊さん度が高くなります。猫が新しく家族に加わったら、早めに動物病院を訪れて、検便を含めた健康診断を受けさせましょう。

長毛猫は小さな頃からクシで身体を梳かすことに慣らせておきましょう。ほとんどの猫は大人になると、自分で食べる量を調節できるようになりますが、子猫時代はあるだけすべてを食べてしまう食いしん坊もいます。食べ過ぎは下痢のもとになりますので、食べる量を確認しながら与えるようにしましょう。毎月体重を量り、成長の記録もしておきましょう。

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成猫時代のケア・サポート(生後8ヶ月くらい~7歳くらい)
1.9ヶ月
駆虫を行い、以降3ヶ月ごと年4回駆虫を行う習慣をつけましょう。避妊・去勢済みの猫は太りやすい傾向が高いので、食事を子猫用から成猫用、またはライト食に切り替えましょう。

2.2回目のワクチンから1年後にワクチン接種を行ってください。これ以降は毎年1回ワクチンが必要。ワクチンと合わせて健康診断を受けて健康状態のよいときの値を知っておきましょう。

1歳を過ぎると免疫状態が安定してきます。1歳から7歳頃までは、猫の健康状態が一番安定する時期。6ヶ月に1回は体重を量り、急に増えたり減ったりしないか注意を。1歳、3歳、5歳、7歳と2年ごとに健康診断を受けましょう。


初老期のケア・サポート(7歳くらい~11歳くらい)
8歳からは毎年健康診断を受け、穏やかに過ごせる老後の準備をしましょう。老けるのが早い子では、そろそろ老いの気配が感じられるかも知れません。年齢に見合った食事に変えましょう。歯が衰えはじめる年齢でもあります。麻酔に耐えられる健康状態であれば、歯石除去をしておきましょう。体重測定は3ヶ月に1回行います。
老齢期のケア・サポート(11歳以上~)
1.11歳を超えたら、半年に1回程度動物病院で健康診断を受けさせてください。腎臓や肝臓の様子を確認し、必要であれば専用の療法食を食べさせることで寿命を延ばしてあげることもできるでしょう。老齢猫には少量でも吸収力の高い、質の良い蛋白質の食事内容が必要です。食べることが一番の楽しみという猫が多いはずですが、一度にたくさん食べられなくなっていきます。食事の量を減らして、その代わり回数を増やしてあげると良いでしょう。

2.1日1回はクシで身体の毛を梳かして、皮膚を刺激し血行をよくしてあげてください。体力が落ちてきている猫にシャンプーは御法度です。蒸しタオルなどで身体を拭く程度にとどめましょう。1ヶ月に1回は体重測定を行い、急激に減ることがあればすぐに受診してください。

老化は人も猫も全く同じです。犬の方が認知症になる個体が多いですが、猫でも見られます。何度も何度も食事を欲しがったり、意味もなく大きな声で鳴きながらウロウロしたり、トイレ以外のところで粗相をしたりといった症状がみられることがあります。ケアをする方は大変だと思いますが、老いは病気ではありません。これが自然の姿だとそのままを受け容れて、いつかくるであろうお別れの時までの時間を大切に過ごしてください。


健康で長生きしてもらうために
まだ若い猫と暮らしている方は、この先猫に長く健康でいてもらえる飼い方をしましょう。


1.外で暮らす猫の平均寿命は4~6歳。室内だけで飼育し、特に持病がなければ平均14~16歳まで生きることができます。猫を長生きさせるためには室内だけで飼育しましょう
2.子供と成人・老人では必要なカロリー・栄養素が違うのは、人間も猫も同じ。子猫には子猫用のフード、成猫には成猫用、太りすぎが気になるときはライト食、高齢猫には高齢猫用と、それぞれの年齢や飼い方・環境に合わせた食事を与えてください
3.高齢になると腎疾患を抱える猫が多くなります。腎臓の機能を維持するためにも、いつでも新鮮な水を好きなだけ飲めるように用意してください
4.適度に身体を動かすことは健康への第一歩。年齢が高くなるとますます動かなくなる猫さんが多いですが、毎日おもちゃなどで遊びに誘い身体を動かす習慣をつけてください
5.毎日身体を触って、目で見て、猫の健康状態を把握しましょう
6.病気の早期発見のために、定期的に動物病院で健康診断を受けることをお勧めします。7歳くらいまでは2年に1回、それ以降は1年に1回、11歳を過ぎたら半年に1回が適当でしょう
7.定期的にワクチン接種や駆虫を行いましょう
8.避妊・去勢手術を行っている猫の方が長生きだといわれています。ストレスの少ない穏やかな生活のためにも、適切な時期に不妊手術を行いましょう

ペット

丸い目、三角の目、茶色い目、青い目。愛犬にうるうるした目で見つめられると、犬好きとしてはたまらなくなりますよね。そんな彼らの目には、どんな不思議が隠されているのでしょうか。




犬は近視だけれど、動体視力は優れている
一般的に犬は近視だとされます。その理由は、水晶体の厚さが人間の約4mmなのに対して犬は約8mmと2倍厚く、近くのものにはピントを合わせやすいものの、遠くにあるものにはピントを合わせづらいからです。また、水晶体を引っ張ってその厚さを調整する毛様体筋の働きが人間に比べると少々劣っているということも理由の一つになるでしょう。近いものにはピントを合わせやすいとは言っても、70cm以内にあるものについては合わせづらく、ぼや~っと見えている状態のようです。視力で言うとどのくらいか?というのはなかなか難しいものの、人間の平均的な視力を1.0とした場合、犬の視力はだいたい0.3くらいだろうと言われています。

ですから、大好きな家族や友達犬であっても100m以上離れたところにいると、もうそれが誰なのかよくわからないようですが、その代わり、動くものに対しては敏感に反応することができます。かつてドイツで行われた警察犬を使った実験によると、最高で914m先にあるものがわかったとか。その他、広大な土地で羊を追う牧羊犬では、1500m離れた動くものに反応できるという話もあります。グレーハウンドやサルーキのような、いわゆるサイトハウンドと呼ばれる犬達は大平原で獲物を追っていたことから、動体視力のよさについて定評があるのはご存知のとおり。単にピントを合わせることができるかどうかではなく、反応できるかどうかということをポイントにすると、犬の視力というのは意外にいいのだと言えるでしょう。


犬には人間より広い範囲が見えている
では、犬にはどのくらいの範囲が見えているのでしょうか? 顔に対して目が平面的についている人間の場合は平均的に約180度の範囲が見えており、その中で両目を使って物を立体的にとらえることのできる立体視野は約120度程度とされます。一方、犬の全体的な視野は200~290度くらいで、立体視野は約100度程度。ボルゾイのような頭部が細く、顔に対して目がやや横についているような犬種ではより広く、後方まで見えるようになっていますが、高い鼻が邪魔をして立体視野にあたる部分は逆に狭くなっています。犬に後ろから近づいた時に素早く反応する時があるのは、音や匂いで気づく他、もしかしたら彼らには見えているということなのかもしれませんね。後ろからこっそりイタズラをなんて、ほどほどに。


犬の世界はちょっとだけカラー
犬の世界はモノクロだろうとこれまで考えられてきました。色を色として認識するには網膜の中に存在する錐状体という視細胞が不可欠なのですが、人間の場合はそれが豊富にあるのに対して、犬では10%程度しかないのです。ですから、色を認識するのはちょっと苦手。その代わりに、光の強弱を感知する桿状体という視細胞は人間の7~8倍とたくさんあるので、夜目がきく、つまり暗闇でもよく見えるというわけです。犬は元来夜行性の動物であり、暗い中で活動することが多かったことから、色覚についてはそれほど発達する必要もなかったのでしょう。

しかし、錐状体がまったくないというわけではありませんから、ある程度の色は認識できるようです。ちなみに、人間の錐状体の種類は3種類、犬をはじめとした哺乳類のほとんどは2種類、鳥や爬虫類・魚類などの多くは4種類だそうです。人間は「赤・緑・青」の色調が知覚できるので、見ている世界はフルカラーになりますが、鳥や魚達にはもっと高度な色の世界があるということ。いっぽう、犬は赤に反応するのは難しいものの、「青・紫・黄色」はわかるらしく、それらの色およびその混合色の世界に生きているのでしょう。いずれにしても、犬の世界は人間に比べたら色の乏しい世界。この色が愛犬に似合うかな?とあれこれグッズを選んでみても、彼らにはたいして意味のないことなのかも?


暗闇で犬の目が光るのは何故?

タペタムに光が反射することで目が光って見える
犬の目は人間の目とは少し違うということはおわかり頂けたかと思いますが、暗いところで目が光るのもその一つ。犬の目には網膜と脈絡膜の間にタペタムと呼ばれる層があり、反射板のような役目をしています。わずかな光であってもタペタムが反射することによって光を再利用し、暗いところでもよく見えるようになっているのです。どのくらいの光で見えるか?というと、人間が必要とする3分の1程度の光しかなくてもものが見えるということ。だから夜の散歩でもそれほど困らないということですね。


犬の目のつくり


目の形あれこれ
さて、次は目の形について。犬の目の形にもいくつか種類があります。あなたの愛犬の目はどんな形をしていますか?

アーモンド・アイ(Almond eye)

シェットランド・シープドッグ
アーモンドのように目の端が尖っている目の形。
例)シェットランド・シープドッグ、スコティッシュ・テリア。




オーヴァル・アイ(Oval eye)

トイ・プードル
卵形または楕円形の目の形。
例)プードル、ノーフォーク・テリア。






サーキュラー・アイ(Circular eye)

フォックス・テリア
丸い、円形の目。
例)フォックス・テリア。







トライアンギュラー・アイ(Triangular eye)/三角目

柴犬
目じりがやや吊り上がり、三角形のように見える目の形。
例)柴犬など日本犬、アフガン・ハウンド。





バルギング・アイ(Bulging eye)/出目


丸くて大きく、突出した目。
例)パグ、狆。








じ~っと見つめるのは挑発的ととられることも
最後に、視線についてのお話を。知らない犬と出会った時、吠えかかられたことはありませんか? その時の様子を思い出してみてください。相手の犬の目をじ~っと見つめてしまっていませんでしたか?

犬の場合、相手の目をじっと見ることは挑発的ととられることがあります。2頭の犬が出会ったとして、優位に立っている犬は力強い視線で相手をじっと見つめますが、「こりゃかなわない」と弱気になっている犬は相手から視線をそらします。じっと互いを見つめ合うことはややもするとケンカに発展することもあるので注意しましょう。ただし、しっぽや耳の位置、動かし方、体の緊張度、その時の環境など、総体的に判断するのが大切であるということは言うまでもありません。

また、カーミングシグナル(相手や自分を落ち着かせるという意味合いがあります)と呼ばれる犬のサインの中には、「視線や顔をそむける」というものがあります。これは相手が何らかの理由で興奮したり、ストレス下にある時、「僕は君には興味がないよ、だから安心していいんだよ」というふうに相手をクールダウンさせる効果があるのと同時に、自分自身もストレスを感じていた場合には自らをクールダウンさせる効果もあります。状況によっては相手に対して服従の気持ちを表しているととらえることもでき、覚えておくと役に立つサインの一つです。

なお、アイコンタクトをとれるようにしつけられた犬の場合は、人の目をじっと見ることは普通のこととなっていますので、もちろんその視線の中には挑発的なものを感じ取ることはできません。

犬の目もよく観察していると人間同様に喜んでいたり、がっかりしたり、怖がっていたり、いろいろなものを感じ取ることができます。目は心の鏡。愛犬の目を覗き込んだ時、そこにはしっかりとあなたの姿が映っていますか?


参考資料:
「心理と行動から見た 犬学入門」大野淳一著/誠文堂新光社
「犬の用語事典」大野淳一著/誠文堂新光社
「犬のお医者さん」小暮規夫監修/主婦と生活社


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