伝染病

近年では、輸送技術の発達に伴い、様々な動物(特に野生動物)がペットとして供されるが、この中には危険な習性のあるものや、また危険な伝染病病原体 を持つ動物が含まれることもある。又、動物の持つ寄生虫 の影響も懸念されている。2000年代 には、日本においてはほぼ根絶されたと思われていた狂犬病 が、輸入ペットの中から見つかり大きな問題となっている。日本では輸入されていないものの、近年人気のあるハムスター から、南米にて狂犬病ウイルスが発見されたニュースが報じられている。

闇取引


これと同時に、珍しい動物を飼いたいという需要もあり、この中には密猟 によって捕獲された動物が含まれ、場合によっては飼育には充実した設備を要する動物が、安易に密売買されるケースも少なくない。野生のオランウータンワシントン条約 で商取引が禁じられているが、これすら売買していた事例もある。幼い内に親から引き離されペットとして違法に飼われていた個体が再び に帰れるよう、リハビリ を行っている団体もあるが、本来はオランウータンの生態を研究するために生息域にいる研究者のところにこれら個体が持ち込まれ、研究者らが自然環境への復帰作業に動員されてしまい、研究が滞るケースもあるという。また動物園などから珍しい動物が盗難に遭うなどの事件も発生しており、盗んだはいいが飼い方が判らず(情報も無いため)死なせてしまうといった事件も起きている。日本においては2003年レッサーパンダ などが盗まれ売買された事件も発生している(3ヵ月後に発見され戻された)。

ペットの健康問題

一方、ペットを玩具のように考える飼い主も後を絶たず、その性質に即した飼い方が成されていないケースも少なくはない。中には、偏食 の結果として糖尿病 などの成人病的症状で通院するものや、過度に愛玩された結果として神経性の円形脱毛症胃潰瘍 に陥るもの、場合によっては飼い主のストレス から鬱憤晴らしに虐待 を被るケースまで見られる。

よく懐いている犬の場合、飼い主が与えた餌を食べると飼い主が喜ぶことを犬が理解して、満腹であっても飼い主を喜ばせようと餌を食べる場合が見られる。これらの犬は肥満やそれに絡む健康被害を受けることもあるとされる。肉食性の動物に、菜食主義 者の飼い主が野菜 を主体とした餌を与えて、適切な消化酵素 を持たないこれら肉食のペットが健康被害を受けるケースも見られる。

野生化

この他、物品のように飽きたから捨てるという事態に至っては、飼い主がこれら動物を野に放ち帰化動物 となるなどの問題も、世界各地で発生している。アメリカ では、1960年代二重純血犬種 のペットブームがあったが、やがてそのブームが去ると二重純血犬種の犬が各地で捨てられ、捨て犬が急増して大問題となった。

日本では1977年 に放映されたテレビ アニメーションあらいぐまラスカル 」の影響でアライグマ を飼う家庭が出たが、本来非常に気性の荒いこの動物は飼育が難しく、処分に困った飼い主が捨てるケースも発生。一部地域では野生化したアライグマがゴミや農作物を食い荒らすなどの被害も発生している。

東京都 には野生化したワカケホンセイインコ が大量に住み着くなどの現象も確認され、温排水が流れ込む用水路でワニ が、路上でカミツキガメ が保護されたとするニュースが度々聞かれるなど、芳しくない現象が発生している。

飼い主のマナー

近年、店舗公共交通機関 にペットキャリーにすら入れずにペットを連れ込む者が多く見受けられる(特に犬が多い)。[要出典 ]更にキャリーに入れたとはいえ、公共交通機関で手回り品切符 の購入をしていない事も多い。この様な事例は周りの人が不快に思ったり、特に小さい子供などが動物を怖がることがあるばかりでなく、動物アレルギー の人にとっては健康にもかかわる。ペット同伴禁止の場所に連れ込まないというのは言うまでもないが、必要に応じてケージ等に入れ、ペットが自由に動き回ることのないようにしなければならない。また、ペットによる被害が民事刑事 の裁判沙汰になる例もある(ネコ裁判 の項参照。ただし同「裁判」はブログ におけるフィクション であることに留意)。なお、軽犯罪法 では人間に危害を加える虞のある鳥獣を逃がしたりすることも罰則対象であるが、犬などを嗾けるなどして他者に危害を与えた場合などにも罰せられる。ペットはあくまでも飼い主の所有し管理する対象であるため、これに起因する損害・損失に対する補償などの責任 も発生する。


保健所 では日常的に保護されたり、飼い主から持ち込まれた犬・猫などの動物が、年間45万匹殺処分されている一方で、ペットショップには珍しい外国産の動物が並ぶ。また珍しい・人気がある種類の犬・猫では、ブリーダー近親交配 による繁殖を行うといったケースも報告されている。それらの中には近親交配によって発生した、畸形遺伝的 な異常を持つ個体が販売され、飼い主とペットショップで品質面が問題となって係争されるなどの現象も起こっており、これを憂う向きもある。しかしながら、近親交配は品種改良や品種のスタンダード維持の重要な手段でもあり、一律な禁止は大きな弊害を伴うとされる。


長所

ペットを飼うことの長所は癒し、孤独の解消、世話をする事によって育まれる興味や思いやりの心等が挙げられる。 ペットを飼うことで子どもの健全な心を育てることもわかっている[5]

国ごとの対応

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イギリス

  • 動物の飼養や利用に関連する法令は70以上[6]
  • ペットの店頭展示販売禁止、12歳以下の子供へのペット販売禁止
  • RSPCA(王立動物虐待防止協会、Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)という動物保護団体がある
  • 動物取扱業は免許制

アメリカ

  • 生後60日前後の仔犬の店頭展示禁止
  • 動物取扱業は免許制

ペットの種類

インドムンバイ にあるCrawford Market のペット屋
近年では毒蜘蛛まで愛される例もある
植物は従来、園芸 によって育まれる物だったが、近年では愛玩する対象としても扱われるため、広義のペットと見なされるケースがある。
人間が人間を「飼う」というのは人権人道 に絡んで倫理上問題視される要素を含むものの、風俗的な観点からはそのような現象も見られる。また、奴隷 制度は人間の家畜化であるが、目的が"愛玩"であればペットと見なす事も可能である。ただし近年に於いてその大半は仮想上のものや、有償や無償のサービスであったり、または犯罪 行為のいずれかである。
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