昨日は、なんだか「しつけ」の話より、社会化とその時期の重要性のことをお話したようになってしまいましたね。


「鉄は熱いうちに打て」ではないですけど、犬も16週令までが勝負なんです。


この時期、しっかり社会化が伝えられると、一才までの間に、多くのことを学べるベースができます。


犬は1才~1才半で、成人するといわれていますが、この成長速度は、人間の常識とはかけはなれている速さです。


例えば、人間が盲腸になったとします。2~3日は、お腹が痛かったり、下痢をしたり、発熱があったりで病院にいって、盲腸が確定診断され、手術を受けることになります。


1才まで、人間の20倍のスピードで生きている犬に置きなおすと、一日放っておくと、20日放置したような状態ですから、人間だと死に至ってると思います。


今日は、犬の身体的能力についてお話をしますね。


脳は圧倒的に人間が優れていますが、


「嗅覚」「聴覚」「動体視力」は、犬の方が遥かに優れています。


「嗅覚」は、人間の2000倍の能力があると言われています。

何キロも先のメス犬の発情もオス犬は嗅ぎわける能力があります。


生まれたばかりの目も開いていない仔犬が、母犬の乳房を確実に吸えるのも、この嗅覚のお陰です。


「聴覚」については、人間の音を聞ける範囲は20HZ~2万HZですが、犬は16HZ~12万HZまでと言われています。


この能力に加え、左右各17個の筋肉で自在に動かすことが出来る運動耳なのです。

したがって、音を精密に聞き分けられるだけでなく、その音がどこから発生しているのか、音の源、音源の方向を性格に把握することができるのです。

人間の場合、認識できる音源の方向は16方向なのに対して、犬の場合は32方向の音源を認識する能力があると言われています。


ただ「視力」については、犬の網膜には、色覚をつかさどる錘状体の数は非常に少ないので、よく色を判別できないのではないかと言われていますが、明暗を区別する桿状体(かんじょうたい)は、多く網膜に分布しているので、暗い中でも物を見分ける能力は、人間に比べてはるかに高いのです。


また、犬の目は遠くにある動くものに対しては敏感に反応します。自然の中では、獲物を獲るため、また外敵から身を守るために、できるだけ遠くから対処物を認識する必要があったのでしょう。その能力が野生から離れた現在も残っています。


いわゆる「動体視力」はものすごい能力を持っているということです。


これらの能力をよくよく理解しないと、犬に与える合図一つが大きな誤解を生んでしまったりします。


犬を知ることは、「しつけ」にとって大変重要なことなのです。