前回、「ママが愛犬の行動をコントロールすることはできません」と言いました。
ママが(マイルールの押し付けで)愛犬の自由意志を所有しようとせずに、愛犬の行動の選択を尊重したうえで
意思疎通を深めるコミュニケーションしていくことが、信頼関係の構築や問題解決に繋がるのです。
愛犬の意志を所有しようとしているママさんの頭の中には、
なんでそうするの？？
なんでできないの！？
このように、「なんで！？」が出続けます。
なんでそんなに吠えるの？
なんで言うこと聞かないの？
なんでそんなことするの！？
でも、
その所有心を手放し、愛犬の意志を尊重できるようになると
「なんで！？」がなくなります。
ほとんどの人にとってこの所有心は無意識の部分なので、手放すことは容易ではないかもしれませんが・・
ママと愛犬が一緒に「最幸」を感じる毎日を手に入れるためには、必要不可欠なことです。
そもそも、
「なんでそんなことするの！？」
ママが思い詰めてしまうときというのは、ママに「あるもの」がないときです。
それは、一体何でしょうか？
犬に関する「知識」でしょうか？
それも必要なことではありますが、たとえ知識があっても「あるもの」がなければその知識は発揮されません。
では、その「あるもの」とは・・
心のゆとり(余裕)です。
これは対犬に限らず、相手が誰であれ当てはまることなのですが、
余裕がある側は、余裕がない側のことがよくわかるし、行動が読めます。
その逆もまた然り、
余裕がないと相手のことがよくわからなくなるし、理解も信頼もできません。
考えてみたら至極当然なことですが、改めて言われることでよく実感できると思います。
なので、
余裕がない人はなぜかいつも問題を抱えているし、いつも不満があるのです。
要するに、
愛犬に言うこと聞かせたいと思っているママさんは
言うことを聞かせようとするその前に、余裕を持つことが大事なのですね。
ただ、そう言われて余裕がある気分にはなれるとしても
取り繕った余裕ではすぐに心はコケてしまうものですが。。orz
心からの余裕というのは、
不要な感情が解放されることで生まれます。
余裕を得るために、知識や技術を詰め込む方もけっこういますが
それでは、頭でっかちになってますます余裕はなくなります。。
なぜなら、
不要な感情が抜けた分スペースができ、それが余裕となるから。
感情を手放すためには、自分との向き合いが必要です。
そのためには、自分の状態を自覚し（←ダメ出しは不要。認識するだけでOK）
愛犬へ目を向けるのではなく、まず自分に目を向け
自分は愛犬に対してどんな気持ちがあるか気付くこと。
なぜ、その行動が嫌なのか？
なぜ、自分のマイルールを押し付けて愛犬を変えようとしているのか？
なぜ、愛犬のことを信頼していないのか？
などなど・・
自分と向き合うと、色んなエゴが見つかることでしょう。
自分の気持ち、弱さもしっかり自覚できたら
あとは感情を見送って、自然と抜けていくのを待つだけです。
そして、余裕が生まれたらまずやること
それは、
愛犬を信頼すると決めること
愛犬が言うこと聞いてくれたら・・
意思疎通がうまくなったら・・
おりこうになったら・・
信頼関係が実感できたら・・・
これなら信頼できる。のではなくて
何も事実がなくても、まずは自分から愛犬を信頼すると決めることです。
これが愛犬とのパートナーシップのスタートになります。
余裕がある側は、余裕がない側のことがよくわかるし、行動が読めます。
なので、
ママに余裕があると、愛犬の動きがよく見えるようになり、考察力も上がるんです。
ちなみに私は常日頃、こう思っているのですが・・
大好きな愛犬の一番身近な存在であるママさんって、本来誰よりも愛犬のことをわかっています。
だから、
あなたの愛犬と一番上手に意思疎通できるのは
camacoでもドッグトレーナーでもなくて、ママさんなのですよね！
ということで
余裕さえあれば、愛犬と乗り越えられない壁はないのです
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