私が以前、上海で犬の幼稚園を運営していたときの話です。
パグの１歳の男のコ
ひどくはありませんが、皮膚の所々に赤みが出ていました。
幼稚園に来ているときには、かゆい素振りはなかったのですが
お家ではよくかゆがっていたそうで、ママさんはなんとか愛犬を楽にしてあげたいと熱心にケアしていました。
もちろん獣医さんに診てもらっていましたが
ママさんは分厚い栄養管理の本なども読まれていて知識も豊富でしたので
皮膚トラブルへの効果や免疫力向上が期待できるサプリメントもご自身で選んで与えていました。
そのパグくんを普段（皮膚トラブルがない時）ホテルサービスでお預かりするときの持参ごはんには
２種類程のサプリメントが添えられていましたが
その後、
皮膚トラブルの最中にお預かりしたときには
サプリメントの数が、
６〜７種類に増えていました！
それを見た私たちスタッフは、思わず顔を見合わせました。
「これは、多すぎるね・・・」
ここで私はすぐに察知しました。
ママさんは間違いなく、
不安定になっている。
そのときサプリメントの数は、
愛犬の身体が求めている数ではなく
ママの不安を埋める数でした。
長いお付き合いのあったママさんなので、すぐに連絡したところ
やはり、
思考がまとまっていない状態。
そこで、私はこのように言いました。
皮膚に良いと思って、たくさんあげていると思うのですが
身体に異常が出ているときはなおさら、色々与えると負担になってしまいます。
なぜなら、
悪い部分を回復させることに必要となるエネルギーが
色々なサプリを消化、分解、吸収していく作業に使われてしまうから。
身体の仕事を余計に増やしてしまうことで、必要な働きに影響が出てしまいます。
なので、
サプリの数を減らすのは不安かもしれませんが
悪化しているときはなおさら、
１番必要だと思う１種類に絞りましょう！と。
それでママさんと一緒に選別した結果
２種類で落ち着いたと記憶してます。
（結局、１種類には絞れなかった。笑）
サプリメントの数は
愛犬の身体が求めている数ではなく
ママの不安を埋める数です
とはいえ、
camacoはサプリメントを否定しているわけではありません。
愛犬にあげたいと思うサプリメントがあれば、与えて全然イイと思います。
ただ、
サプリメントを選ぶママの心理が
愛犬の病気への恐れや不安を解消するためになっているとしたら
それは、見直したほうがよいと思いますよ
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