通勤途中のタンポポロード。5月半ばからせいぜい一週間程度ですが、1キロは一直線にズラッと続いて、気持ちを晴れやかにしてくれてました。

今の会社に転職してから「ここで散歩して写メ撮りた〜い」と思いながら通り過ぎていました(塗り潰し部分は畑)。

2年前、レオンが死んだ年のタンポポロードの時はマロンが心臓発作で入院。

(せっかくマロンがくれた時間、しっかり眠って、せめてマロンはちゃんと送ってやらねば)

そんなことを考えながら通っていました。マロンの入院中にリボトリール0.5を再服薬して入眠。そのおかげで、確かにあの時期はこの道を通っても辛くはなかった。


去年はマロンの腹水がたまり、腹水とマロンの食欲と飲水に試行錯誤中。

来年の今頃、この道をどんな気持ちで通っているんだろう?と、ふと思って怖くなったのを覚えています。


そして、その、今年。

この道のタンポポを見ながら、かつてのタンポポ畑の夕方を思い出し、マロンとレオンとの日々が蘇り…


朝の通勤、初めて車を停めて、泣きました。


桜が散るとピンクツツジが咲いて、ピンクツツジが散り始めると、タンポポが咲く。タンポポが綿毛の頃に、白ツツジが咲き始めて、今はマーガレットが盛んな時期…


マロンの入院で再服薬したリボトリール。一週間粘りに粘ってようやく入院させてもらったら、医者もびっくりのV字回復。

だけど、末期の心臓病、もう一時も油断できない、マロンに何かあっても、リボトリール飲んでたら気が付かない…

そんな恐れから、リボトリールをやめてしまった。

飼い主の覚悟と裏腹に、生を謳歌するマロン。

なのに再び始まった私のゾワゾワ感、不眠、胃の不快感。安定剤のジプシー期の始まり。



2年前、気がつけば退院から一ヶ月経ったねと撮った写メ。この時も胃の不快感があり、マロンを休ませる目的もあり、しばらくこの場所に座り込んでいました。


去年の今頃は、マロンの余命宣告を受けて、ただ排泄のためだけに外に連れ出し、暗がりの中、マーガレットの花を片側に、マロンを抱きしめながら歩いてた。

マロンの温もり、お腹の腹水の溜まり具合、柔らかな毛の感触と、マーガレットの匂い(あんまりいい匂いじゃないよね)。


夜空を見上げて、

(神様どうか、マロンを苦しめないでください。そしてもう少し、マロンと一緒にいさせてください)

そんな風に毎晩祈りながら歩いてた。




鳥達を寝かしつけ、久しぶりに歩いた今夜。

少し遠くまで足を伸ばせば、タンポポ畑ももうただの草っ原になっていた。

マロンの納骨からとうに一ヶ月が過ぎ、そういえばマロンの納骨前に歩いて以来、こんなに歩いてなかったなぁと気がつきました。


すっかり歩くことのなくなったタンポポ畑の道、その道はマロンレオンと私の3人、次女も入って4人、長女も加えて5人で歩いた道。

久しぶりなのに、暗がりなのに、あの頃と同じ道順を歩いてしまう。

マスクを下げると、草の匂いにマロンと歩いた去年の夜を思い出して、公園のベンチで久しぶりにタバコを吸った(吸っちまった!)。


緊急事態宣言も明ける見通し、けれど蔓防発動で、マロンの初命日、ペット霊園にお参りに行けるかわからない。

花をたくさん買って供えてあげたいけれど、文鳥ズが突いてしまうから、レオンの時のようにはしてやれない。

マロンもレオンも果物野菜が大好きだったから、せめて果物だけはたくさんお供えしてあげよう。