昨日はマロンの一周忌。ささやかな祭壇、ささやかな法要もどきを一人で行った。


写真に語りかけたくても、何をどう言いたいのか言葉にならず、結局出てくるのは、


「ありがとう。生まれてきてくれてありがとう。家に来てくれてありがとう」



マロン逝去のその日、私は仕事だった。休みたくても休めなかった。


ホームヘルパーだったので、現場現場の合間に、長年の付き合いの占い師兼霊能者みたいな先生と電話してた。


「あなたはどうなの?マロンちゃんがいなくなって大丈夫なの?」


「マロンにも言ったんです。もうこれ以上苦しまないでって。そりゃずっといたいですよ!でも、すごい発作で…仕方ないです。マロンが楽になりたいなら、止めません」



とは言いつつ、病院の往診も頼んだし、酸素も再レンタルしてた。


先生との電話が9時30分前。


午前11時終了の利用者さん、用事があるからもういいよと言われ、5分前に退室した。


次女からの着信の嵐と長女からの着信に、血の気が引いていくのがわかった。次女の着信一発目は9時34分、往診到着にしては、早過ぎた。



あぁ…レオンが連れて行ってくれたんだと思った。マロンには直接、


「お昼に帰るからね、頑張ってよ」


と言ってあったけど…



あぁ…そんなにつらかったんだなぁ…ごめんなぁ、あんなこと言って出てきて…すまんかったねぇ…ありがとうねぇ…レオンにも手間かけたねぇ…ありがとうねぇ…



写真の前でしばしあの後のことを思い出し、


「マロンは怖がりだったから、病院もお薬も死ぬ時も、レオンみたくなったら大変だなと思ってたけど、立派だったねぇ…」


涙だけは呆れるほどに湧いてきた。



それでもいつまでも泣いていられない。ケージでお利口に鳴いてた文鳥ズを放鳥し、しばし戯れてから一週間分の掃除に取りかかった。


泣いたし動いたしで16時頃に少し寝た。



夢を見た。滑り台の上で、マロンレオンと向かい合ってるそんな夢。



ハッとして目が覚めて、切なさに襲われかけるも、文鳥ズの鳴き声が切なさを追い払ってくれた。



洗濯機に洗濯槽クリーナーを浸けてあったので、槽洗浄を回し、文鳥ズと戯れながらマロンの一周忌と見た夢をここに記入してた。



寝起きは切なさを感じたけれど、久々に見たマロンレオンの夢。やはり、嬉しい。



そんなファンシーな気分に浸っていたその時、悲劇は、大惨事は、確実に音もなく忍び寄ってきていた…



実は我が家の洗濯機の排水溝は、レオンが亡くなった直後から詰まっている。


なんでかと言えば、排水溝がタンク式(?)になっており、説明が難しいのだけど、排水が排水管に直接流れず、しかも排水管への穴が非常に小さいのだそう。


その穴が詰まって固まってしまっており、もうこれは経年劣化扱いで詰まった順に工事してるのだそう。


放置してた訳でなく、ちゃんと工事依頼はしてあるのだけど、大家に話を持ってく前にクラシアンに頼んでダメだとわかり、わかった途端に大家さんが入院してしたり、コロナ禍だったりヘルパー時代の激務で時間が取れなかったりで、いまだに洗濯排水は浴室に流してる。



詰まった当初は何も考えずに浴室排水口に流してたのですが、浴室排水溝もまた説明の難しい作りで、ここに洗濯排水の糸くずやらが詰まり、カップだのを外して結構面倒くさい掃除をしなくちゃいけなくなる。


だから、ストッキング式のゴミ取りネットを排水口に被せてるのだけど…



昨日、このネットが洗濯槽クリーニング排水で目詰まりし、55ℓプラスαの排水が、家中に侵入したのでした。



大惨事ったらありゃしない。玄関やトイレにまで水が行った。



回転モップと言えばわかるかしら?足でガンガン踏んで、モップの水切りできる便利グッズがあるのですが。


切った水が一杯になってトイレに捨てようとして、滑って転んで、右足太腿の裏側をそのガンガン踏む部分に打ちつけたって訳ですよ。



角に強打した部分はコブできてます…筋肉が腫れて固くなってます。手の平くらいのアザできて、車を降りる時に痛いし、正座もできない。横座りも激痛。



明日2件訪問しなくちゃいけないのに、どうしましょ…(ケアマネージャーは座って話聞くのが仕事)。


昨夜はそれで23時頃まで片付けに終われてました。



話は変わるようですが、次女の部屋に閉じ込められたマロンは、ドアを開けてとガリガリし、開けてくれない時はドアの前で伏せしてました。


その次女の部屋のドアの前には、滑り止めのついたミニシートを敷いて、さらにマットを置いていました。


次女がなかなか私を部屋にいれなかったり、次女に言っても掃除しないしで、次女の部屋のドア前そこだけは、マロンの生前ほぼそのままでした。



今回、次女の部屋にまで水が侵入し、思い切ってミニシートもマットも処分を決意。


マロンの毛が大量についてたマット、そしてミニシート。



処分を決意してもすぐにはゴミ袋に入れられず、一晩テーブルの上に置いたおき、先程やっと、マット類だけ別の袋に入れて縛ったところです。



後は明日、外に持って行くだけ。



ガリガリ聞こえて、次女にビクビクしながら開けたドア、そこにいたマロン…黒くなったシミ一つ一つが、汚れではなく思い出ですが、排水で濡れてしまったなら、これはこれでそういう時だったのでしょう。