よわい・35ともなると、大好きなおばあちゃんもそら亡くなる。
世の中、聡明で頑張り屋でその上美人で海老蔵の奥さんで、わたしも大好きだった小林麻央ちゃん(私と同い年だ)の壮絶死を思うと、86歳、しかもぼけずに老衰、というおばあちゃんの死はあまりに自然の摂理にかなっていて、「ま、順番通りだからね」「老衰だからしょうがないよね」、とかなる。
そのわりにふいにおばあちゃんへの言葉があふれて所かまわず涙が止まらなくなってしまうから困り者だ。
いつか平気になる時が来るのだろうか。
その頃にはおばあちゃんはもう「遠い懐かしい人」になってしまっているのだろうか。
寂しがりやでかまってちゃんな小さな女の子みたいだったおばあちゃんは意外にも平日の午前中特別養護老人ホームの薄暗い一室でひっそりと亡くなった。叔父がお看取り(臨終時刻を伝える医師)をしているとかで無理くり一か月だけ入れてもらった知らない人ばかりの施設だ。
毎週末親族が押しかけては「召され待ち」していたというのに。
衰えいくからだと、なじみがどんどん薄くなっていくこの世界を、ふと手放せた瞬間があったんだと思う。
何度も三途の川を渡り切れなかった人だ。
ずっと会いたかった懐かしい人が迎えに来てくれたに違いない。
おばあちゃんのおばあちゃんかもしれないね。
2018年からはおばあちゃんのいない世界で生きていく。
きっと私を一番かわいがってくれた人。
またね。
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