えっとですね★ ((((゜Д゜;)))) ガクブル
突然ですが、暑いこの夏にピッタリな納涼企画としまして「怪 -コワイハナシ- 談」を
お送りいたします。
……まぁ、言うほど怖くないと思いますのであまり期待はしないでくださいw
タイトル :『 えんヴあ参り 』
これは、俺が中学二年生の時に実際に起こった話だ……
その頃、オカルト方面に沼ってた挙句こじらせた俺は、
ある時、オリジナルのおまじな(呪)いを思いついた。
その名も『 えんヴあ参り 』 。
ルールは……
・十円玉の裏にカッターの刃で「ヴ」と刻む
・その十円玉をどこでもいいので使って手放す
・もしも、その十円玉が “一年以内” に手元へ戻って “こなければ” 幸運が訪れる
・ただし、その十円玉が “一年以内” に手元へ戻って “きたならば” 不幸な目に遭う
……という文字通り厨二病全開な馬鹿げたもの。
勿論、おまじないの名前にも意味など一切無い。
普通に考えれば、使った貨幣が手元へ戻ってくる事自体まず有り得ないのだから、
あからさまに自分に有利なルールだったりする。
俺は、物は試しとばかりに早速、
その年の “一月” 上旬に、裏に「ヴ」と刻んだ十円玉を一枚、初詣の時に賽銭箱へ
放り込んでみた。
話は変わるが、俺には姉が一人いた。
ちょっとグレていて、両親とはしょっちゅう喧嘩していたが、
俺には優しくしてくれる良い姉だった。
その年の “十二月” 下旬に、『 えんヴあ参り 』の事などすっかり忘れていた俺は、
姉に頼まれて、近所のコンビニへ買い物に行った。
お駄賃だと言って、姉はお釣りを全部俺にくれた。
その釣り銭の中に、裏に「ヴ」と刻まれた十円玉が一枚混じっていた。
次の日、姉は外出先で事故に遭って亡くなった。あまりにも呆気なく。
ちょっとグレていて、両親とはしょっちゅう喧嘩していたが、
俺には優しくしてくれる良い姉だった。
もしも、また “一年以内” に手元へ戻って “きたならば” と考えると、
俺は、裏に「ヴ」と刻まれているその十円玉を、使う事も捨てる事も出来ず、
今も尚、机の引き出しの奥にしまい込んだままだ……
・・・それでは、また来月お会いしましょう。((((゜Д゜;)))) ガクブル
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
ㅤㅤㅤ・
《 考察 》
ㅤ 「えんヴあ」から「ヴ」を抜いて逆から読むと『 ANE(姉) 』となる。
ㅤ 「参り」は『 (亡くなった姉の)墓参り(をする事となる) 』の意か。
ㅤ 『 えんヴあ参り 』とは、俺にとって「まじな(呪)い」ではなく「のろ(呪)い」
ㅤㅤ だったようだ。




























