満山佐知子の夫です。

 

ようやく気持ちの整理がついてきましたので、佐知子のブログを借りてお知らせをしておこうと思います。

 

満山佐知子は昨年12月3日 19時18分に息を引き取りました。

11月12日の入院から約3週間の命でした。

 

7月に国立がんセンターの治験の失敗を受けてから4か月、あまりにも早い最期でした。

入院時には中心静脈カテーテル部位の感染により敗血症になりかけており、医師からはまずは敗血症の治療を優先しないと命が危ないとのことで、急遽、抗菌薬の治療が行われました。

その後、敗血症自体は快方に向かいましたが、血栓やガンがどうしようもなく進行しており、手の施しようもありませんでした。

 

それでも佐知子は家に帰りたいとのことで、ベッドの中で必死に足踏みしたり、立つ練習をしていましたが、起立するだけで息があがり、亡くなる1週間前からはベッドから動くことも出来なくなりました。

3日前まではなんとか会話もできましたが、以後は痛みと譫妄状態でほとんど会話をすることはできませんでした。

 

15時頃、奇跡的に意識が戻り、息子たちと少し会話することができましたが、その後はまた昏睡状態になり、最後は眠るように息を引き取りました。穏やかな死に顔でした。最期は大親友の友人の方も看取ってくださいました。

 

家内にはこれまで苦労をかけっぱなしだったことが心から悔やまれます。私が東京と大阪に単身赴任する際も笑顔で見送ってくれました。私は昨年9月一杯で退職し、これから家内と温泉巡りでもしようと考えていた矢先でした。まだ何とか歩けた10月に、愛犬を含めた家族全員で温泉旅行に行けたのが最後の思い出です。

 

四十九日法要は東京の菩提寺で執り行いました。せめてもの供養にと、「蓮浄院香譽知慶大姉」という最高位の戒名を付けてもらいました。

 

これまで皆様には佐知子のブログをご閲覧していただいたこと、またブログに心温まるコメントもいただきましたこと、心から御礼を申し上げます。