June Madness & 母音の話

なんと、やっと、ブログを書く余裕が

毎年のことながら、怒涛の６月

年度末ということで、学校の行事がある。

夏前に会いたい人たちがいる。

引っ越しちゃう子達のお別れ会がある。ギフトの準備

なぜかバースデーパーティーが目白押し。

結婚記念日。

毎年恒例の学会でエドが夜いない日が多い。

Matsuriのお手伝い。

日本行きの準備…

これを私は勝手にJune Madnessと呼んでます…普段からギリギリのところでスケジュール回してるのに、こんなに一気に追加されたらねぇ

気を引き締めて取り掛かるものの、それでも体力的にきつくて、外食続きと寝不足で体調崩しかけるのも毎年のこと。

沈む前に持ち直したけど大丈夫、明後日元気に日本に出発できそう

今年の６月のハイライト（）は、ミミのバースデーパーティーでした。

例年のように友達が泊まりに来たのだけど、１２歳ともなると、食べる食べる…

ご飯6号炊いて、鶏肉1.5キロと卵9個使って親子丼作ったあとはポテサラ。

業務用サイズって友達にツッコまれたよ

でもみんな、美味しいって言ってくれて嬉しかった〜

なんだけど、夜中に友達が一人具合が悪くなって

実はご飯前からお腹の調子がイマイチだったらしいんだけど何も言わなくて、夜中にいきなり吐き気をもよおし、

トイレにたどりつかず、廊下で壮絶な嘔吐……

殺人現場の血を嘔吐に置きかえた感じ

グロいのでこれ以上説明しませんが、悲惨な夜でした。

朝の３〜４時、黙々とゲロを片付け、消毒し、モップをかける私とエド。

一生忘れない…って、今となっては笑うしかないですけどね

経験値爆上がりした気分です。

思いがけずはぐれメタルに遭遇してしとめちゃった感じ。次のチャレンジはなんだ

さて、閑話休題、母音の話。いつか書きたかったので、さくっと。

少し前に知り合いに、ColdとCordの違いがネイティブにわかってもらえません、どう発音すればいいんですか、という相談を受けました。

これ、ぱっと見ると、単純にLとRの違いじゃないって思っちゃいますよね。

でも彼女の発音を聞いてみると、そういうわけでもない。どこが違うって考えたところ、

違いは母音でした

そう、同じ「o」でも、発音が違うんです。もちろん日本語の「オ」とも違う。

まずは「寒い・冷たい」のCold。

　　英　/kəʊld/

　　米　/koʊld/

発音記号はこうなっています

Lはさておき、「オ」にあたる部分は、/əʊ/あるいは/oʊ/。

「紐」を意味するCordを引くと、

　　英　/kɔːd/

　　米　/kɔːrd/

「オ」にあたる部分は、/ɔː/ですね。

発音記号なんか読めないよっていう人も多いかと思いますが、私はこれまで発音（音声）記号にどれだけ助けられてきたか…

最初に習ったのはフランス留学時代でしたが、それまで謎でしかなかったフランス語の発音が急に明確になって、

あ、こういう風に口や舌を動かせばいいんだってわかったのが衝撃的で、

まさに目からウロコで興奮してしまって、

夜ベッドの中で辞書（２０年前なので紙媒体です）をめくっては、わ、発音できる、これもできるって興奮して全然寝付けませんでした

カタルーニャ語も発音がややこしい言語ですが、だから最初に探したのは、発音記号がついている辞書。これさえあれば、怖いものなし

とまぁ私のオタクなIPA愛（IPA＝国際音声記号）を語りだしたら止まらないのでここでやめますが、とりあえず、音声記号表で（代表的な）日本語の母音を見るとこんな感じ。

人によっても地域によっても差があるので、はっきりとは言えないんですけどね。

だから「代表的な」ってことで。

フランス語の母音。

笑うっきゃない。この数の多さ

鼻音は表示されてないから、自分で足したし

でもね、日本語と比べると、なんとまぁ
がっつりかぶってるのって…１つしかないんです「イ」だけ。

まぁ、個人差の範囲でカバーできちゃうのもありますけどね。「ア」は許容範囲。

でも「ウ」は間違いなく違うし、「エ」と「オ」は２種類あるから、カタカナじゃカバーしきれない。

じゃあ英語は

蓋を開けてびっくり。フランス語より多いかも

そう、実は英語って、めちゃめちゃ母音が豊かな言語なんです。地域ごとの違いが入ると、これ以上

長くなったのでこの辺でやめるけど、最初の話に戻ると、ColdとCordだと、日本人が発音しやすいのはCordかな〜

音声記号表、ほんとハマると沼ですよ〜そして、自分の発音が変わっていくのがわかって楽しい

ぜひこの世界、覗いてみてください