嬉しくて嬉しくて、

クリスマスを先取りしてしまったような気分なので、早速ブログに書いていますドキドキ
 
私は昔からとにかく文学作品が好きで、
まぁ江戸川乱歩とかズッコケシリーズとか、大衆文学的な作品ももちろん読み漁りましたが、
でも、何冊もある分厚い世界の文学全集は、とくにアメリカに引っ越してからは宝物で、
内容を諳んじるほど何度も読みましたキラキラ
 
良質の文学作品は、教養であり、喜びであり、心の支えですラブラブ
折りに触れて思い出すし、メッセージ性も深い。
 
もっと質の高い文学作品を子どもに読んでほしい、読んであげたい、と、
ずっとずっと思ってきました。
 
でも、問題がいくつか。
 
1.実家にある世界の文学全集は、めちゃかさばる&重い…汗
2.字が小さい。読みにくい。
3.訳が古めかしいものがある。
 
12歳で英語もわからないままアメリカに放り込まれた私にとっては、日本語の文学全集は心の拠り所でしたから、
字の小ささや訳の古さなど、まったく気になりませんでした。
 
でも、日本語を母国語としない子どもたちには、それはかなりハードルが高いアセアセ
 
きちんとした文学作品は日本語であまり家になく、原文で読むのが好きな私が集めた英語のものはそれなりにありますが、
子どもたち、それじゃ楽しめない…
 
ナルニアとか、英語で(目で)読みながら、日本語に同時翻訳(?)する、という荒業を駆使して読み聞かせたものもあるのですが、これ、かなり疲れます…
十五少年漂流記やガリバー旅行記はあるけど、なんか言葉が古めかしい泣
わかりやすく現代語?に訳しながら読むのですが、これもまた疲れる…
そして、わかりやすい注釈のついた、字の大きい本は、高いダウン
 
もーーやっぱり日本でいいシリーズを見つけて、中古の文学全集を買い揃えてこようかなぁ…と思って色々調べていた矢先に、
 
天からの贈り物を見つけましたーーーー!!
 
1冊なのに、125冊。
 
上のウェブサイトにすべて書いてあるんですけど、要するに1冊「カタログ」っぽい本が来て、125冊の全文をウェブで読める、という仕組みです。
そう書くと単純に聞こえるけど、この「カタログ」がひたすら美しい…それぞれの本の説明、著者の紹介、名セリフ、などが素敵なイラストつきで載っていて、どのストーリーも読みたくなってしまいますキラキラ
(*ちょうど仕事のために日本のアマゾンから本を取り寄せる必要があったので、思いきって一緒に買っちゃいましたハート
 
ウェブで読むから字の大きさももちろん調節できるし、なにより、訳がどれも新しいお願い

『若草物語』の新訳が明日まで(💦)全文試し読みできますが、ほんっと読みやすいビックリマーク

 
世界各地の作品が集められていて、日本初上陸の作品も多数。
古典的なものから、今世紀の作品までジャンルも年代も幅広い。
 
目次見てるだけで、興奮で胸が高鳴りますアップ
 
ウェブで読めるので、早速バルセロナへの移動中、電車の中でロシアの物語『石の花』を読み始めました。
映画やバレエのモチーフになった有名な作品らしいのに、全然知らなかったあせる
 
日本には海外の文学作品を大切にする文化があって、他の国では見られないほど多くの作品が和訳されている、と言われますが、分厚く重たい文学全集が流行らなくなってしまった現代でも、その精神はまだ生きています虹
 
この新しい形態の文学全集を思いついて、こんな素晴らしい形にしてくださった出版社の方々に心からお礼を言いたいです🙏
親子でこれから、いっぱいいい作品を読んでいきたいな〜ハート