グラースの香水博物館の北に位置する広場、Place aux Aires。

昔から街の中心となって賑わってきました。

以前は広場の真ん中を小さな運河が流れ、そこで革なめし職人が革を洗い、それはそれは臭かったと、『香水』にも書かれています。

 

『香水』の主人公が食事をとったその広場で私も晩ごはんを食べたわけですが、そのときにもう笑っちゃった出来事。

 

フランスのカスタマーサービスが悪いのは有名ですが…

 

このときのウェイター、やる気ゼロ

パンは持ってこないわ、水は忘れるわ…

客に丸聞こえのところで悪態もついてました。(それも結構ひどいの)

 

まぁその程度なら、そこまで珍しくもないのですが。

 

お勘定を終えてトイレに行くと……暗い。

手洗い場がある小さなスペースは電気がついているのですが、肝心のトイレが真っ暗。

私の前にいた若い女の子が困っています。

 

「すいません、電話持ってますか?席に置いてきちゃって…貸してもらってもいいですかはてなマーク

 

携帯の懐中電灯機能を使おうってことね。

いや、まぁ、別にいいけど、でも、トイレに電気ないってそもそもありえなくないか!?

 

そこで、待って、まず聞いてみるね、とトイレの外に出て、キッチンにいるおばさんに聞いてみました。

「すいません、トイレに電気ないんですかはてなマーク

 

NON!

 

…って一言返ってきました(笑)

 

それだけ。今切れてるんですよ、とか、ご迷惑おかけします、とか、なんにもなし。

NON!でおしまい。こっちを見もしない。

 

強気だなぁ!すごいなぁ!

 

ここまでいくと、笑っちゃいました。

それで、その女の子に携帯貸してあげましたよ。

なんてシュールなシチュエーション。

 

日本では到底想像もできないようなことが普通に起こります。

それを思い返すとただ笑ってしまう私の神経もずいぶんと太くなったものです。

え、昔からはてなマーク