このエントリーを書ける日を待ち侘びていました。
夢みたいです。免許、取れた〜〜
しかし、当然ながらスムーズに取れたわけでは全くなく。
まず当日朝。9時15分に最後のレッスンが入っていたので、
遅刻しては大変と緊張して床につきました。もちろんいつものように目覚ましをかけて。
でも翌日、自然に目が覚めて、すぐに目覚ましをチェックしたら…
…消えてる…
なぜ
急いでアナログの時計があるリビングへ。
時計を見ると、まだ7時前。あ、良かった…でも…
このピチャピチャいってる音はなに
振り返ってびっくり。
家の中で雨が降ってるーーーー天井から水漏れーーー
試験の当日に、本当にこんなことが起こったのです。
天のジョークかと思いましたよ、ほんとに。
停電もそのせい。
急いでエドを起こし、バケツをいくつも設置し、写真を撮り、
水漏れの下に位置しているテレビやスピーカーを全部動かし、
本を棚から出し… すでにぐったり。
でもこの話の詳細はどうでもいいですね。そして試験へ。
試験は二人ペアで受けます。
私のパートナーは、免許を取るのが初めての若い女の子。緊張して震えていました
私はというと、震えたりはしてなかったなぁ。心臓がバクバクいったりもなく…
かなり覚悟を決めてたからだと思います。落ちてたまるか、落ちてたまるか、これをやり直す時間とお金はないと自分に言い聞かせていたので。
そして、予定より15分ほど遅れて、悠々と試験官が到着。
簡単な説明があって、すぐに試験開始。私が最初。
最初の10分は「自由運転」です。
好きなところに行っていいの。
だから、わりと楽なルートを先生と話し合って決めていたのに、そこは試験官も心得ていて、
「あ、ここは右に曲がって」「次、左。」と、全然思う場所には行かせてくれません。→自由ちゃうやん
Poble Secという細い坂道が多い地区が当たったので、試験の前日と当日はそこで練習したのに、ぜんっぜん知らない場所に連れて行かれてしまいました。最終的には高速にも乗せられる始末
全体的には落ち着いていました。自分でも、ここはよくやったって思えた点がいくつも。最後の縦列駐車もパーフェクト。
でも…
試験後に試験官に呼ばれて「エラー」についての説明を受けると、
いくつもエラーしてた…
ほんと、めちゃめちゃ細かいところまで見ているのです。30分も走ってたら、そりゃ色々あるでしょ…
そのうちの2つは比較的大きく、うーーーーん、やばいかも…… でも結果は翌日まで出ない…
ほんとに、気もそぞろの24時間でした。とても集中できない。
エラーのことばっかり考えちゃって…でもベスト尽くしたし…
だから、もしも落ちてたとしてもしょうがない、って一応思っているのですが、でも、全体的によくできたと思ってるから、もし落ちてたらやっぱり悔しい…
合格の通知が来た時は、緊張の糸が一気に切れて、号泣してしまいました。
電話に出たエド、びっくり(笑)
本気で、アルルになにかあったのかと思ったそうです。
「別に落ちたらもっかい受ければいいだけじゃん。そんなに真剣にならなくても…」って呆れ顔でしたが、
いやいやいやいや、そんな余裕ないから
「次がある」って思ってると、どうしても気が緩んで落ちちゃうような気がして。
もちろん落ちたときは落ちたときで気持ちを切り替えるけど、その必要性が生じるまでは、そのことは考えたくない。
今は、背中に羽が生えた気分です
ちなみに結果だけど、ほんっとにギリギリで合格してました。あと1つ小さなエラーしてたら落ちてた。
小さなエラーの1つは、ひょっとした中サイズのエラーだったかもしれないのだけど、ここは試験官が考慮してくれたような気がしています。
試験官のフェルナンドさん、ありがとう。丁寧に教えてくれた先生のジョアン、ありがとう。
ちなみに私と一緒に試験を受けた若い子は、緊張しすぎて思うように運転できず、試験が始まってすぐに歩道のへりに激しくぶつかってしまい、即アウトでした…ほんとかわいそうだった。次は受かりますように…
スペイン語で、マニュアル車で免許を取ったこの経験を、また新たな自信に繋げて頑張っていきたいです
とりあえずは車でカタルーニャ観光だーーー