*Nano-English*のマインド~月田綾 の想い~
昔と違い、ご近所との付き合いが希薄になったり、核家族で生活したりする中、子育てに不安や孤独感を感じているお母さん達が多い世の中。産後ウツによる自殺、理解者のいない中での子どもへの虐待など、暗いニュースを目にする度に、辛くなると同時に、今の私にできることを考える機会が増えました。
ニュージーランドから帰国して、某大手の展開する教室で児童英語講師として仕事を始めるも、間もなく妊娠。
「バイリンガル育児に挑戦してみたら?」と夫の友人に言われ、福井県内で何と30年以上前に「バイリンガル育児」をされ、二人のお子さんを完全バイリンガルに育て上げた先生とご縁をいただきました。
なかなか理想通りにはいかず、先生にアドバイスをいただきながら試行錯誤しつつも、長女を3歳までバイリンガルに育てました。
私にとっては“教育”というよりも”Try”でしたが、娘が保育園に通い出し、ある日“Mummy, NO ENGLISH!!”(保育園の玄関で、”ママ、英語でしゃべらないでね!“)と言い出すまでは、彼女は本当に両言語同等に理解していました。
そんな育児ライフの中で、気づいたこと。
『英語が喋れる=英語で子育てできるわけではない!』
ということ。
バイリンガル育児については、各家庭で取り組み方も状況も様々だと思いますが、我が家の場合はお家では私は英語、夫は日本語。
子育て支援センターやお友達と触れるような公共の場では私も日本語(なぜなら、お友達や英語を話さない大人に対して、Sorryではなくごめんなさい、Thank you ではなく、ありがとう、と言えるのが基本だと考えていたから)、スーパーなどで私との会話は英語OKなどの、我が家なりのルールがありました。
そして、日常会話には全く支障がないと信じていた自分の英語力でしたが、ハテ?オムツって英語でなんだ?おしゃぶりは?ベビーカーは??と、分からず調べる場面多々。育児にまつわる英語は、海外在住時にあまり使う機会がなかったからです。
一方、仲のいいママ友たちには「ねぇねぇ、“お水飲む?”って聞くときなんて言うのー?」とか「わぁ、上手だね!ってどう言うの?」と尋ねられたりして、後にユニットを組むことになるデザイナーの友人に
「こういうの(子育てにちょこちょこ使える英語)を、レッスンにしなよ!!」
と言われたのでした。
私の子育てライフは、周りにも恵まれ、本当に「楽しい!」毎日。
もちろん、イライラもするし、上手くいかなくて泣きたくなることもたくさんあった(今もある!)けれど、共感してくれる人、悩みを共有できる子育てママ達との時間が、辛い以上にたくさんの「楽しい!」をくれました。
英語が得意ということで、英語サークルをしたり、オープンハウスといって我が家を英語で遊ぶ時間として開放したり。
そんなことを経て、娘たちが日中私の手を離れた時に、*Nano-English*が誕生したわけです。
「英語は必須」の時代を迎え、お母さんたちは自分が英語を好きだった方も、大嫌いだった方も、ほとんどの方が同じように「我が子には(英語で)苦労してほしくない」と考え、何ができるかな?と考えているようです。
英語好きな子ども、英語を喋りたい、理解したいというモチベーションを持った子どもを育むためにママがお家でできること。
子どもに英語を好きになってほしいなって思うなら、まずは周りの大人から!
英語=ハードルの高いもの、苦労するもの、難しいものではなく、英語=お母さんとの楽しい記憶、となるようなお手伝いをさせていただき、英語好きの種まきを一粒でも多くできますように…
親子で一緒に、みんなで、楽しく自然に英語に触れる時間と空間の提供を、*Nano-English*が少しでもしていけますように…
もっと言うなら、英語は1つの出会いのキッカケに過ぎず、*Nano-English*と関わったことで、素敵な育児仲間がみんなにできますように…
そんな想いで活動しています。
大変長々と失礼いたしました!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします❤
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