笑うこと、泣くことの意味 | ぷちマインドアップ

笑うこと、泣くことの意味

「楽しい」

「嬉しい」

こういった感情が生まれると人は笑います。


赤ちゃんの満面の笑みを見て、

ついつい笑い返してしまった経験はありませんか。


この赤ちゃんの微笑みは、

生物学的にはまだ弱い生き物である赤ちゃんが、

母親に可愛がって育ててもらうための”本能の微笑み”なのだそうです。

生きるための”生存シグナル”と言ってもいいのだと思います。


もちろん赤ちゃんは意識して笑顔を作ってはいません。

本能で笑う”ことで、

周りの人が笑顔になり、優しくしてくれるのだと感じ取り、

「この表情は役に立つのだ」

と学ぶことで、笑顔を繰り返すようになるのだそうです。


そして、大人になるとその笑い方が変わってきます。

様々な感情から”無心の笑い”が少なくなり、

愛想笑い、苦笑い、つくり笑い、そして泣き笑いまで、

なんらかの”感情的な笑い”になっていきます。


アメリカではすでに”笑い”の効果が本格的に研究されていて、

以下のことが確認されているそうです。

1.大笑いによってリラックスすると自律神経の働きが安定する。

2.強力な鎮痛作用をもつβエンドルフィン(モルヒネの6倍以上の鎮痛作用)
  という神経伝達物質が増加して痛みを忘れてしまう。

3.情動をつかさどる右脳が活性化され、
  ストレスで左脳を使う人にとってリラックス効果があると考えられる。


そしてこれらの効果は、

喜怒哀楽などの”感情的な笑い”ではなく”無心に笑い”の方が効果が高いそうです。


もう一つ、

赤ちゃんが”生存シグナル”としてもっていることは”泣くこと”です。

泣くことで母親に、

「お腹がすいた」

「おしっこが出た」

「体調がおかしい」

などと伝えます。


人は「つらい」「悲しい」などと感じたら、

涙を流して泣くことが出来ます。


男は”泣く”という行為自体に抵抗があるかもしれませんが、

それでも思いっきり涙を流した後は、

なんだかスッキリして、

つらいことや悲しいことでも忘れられる気がするものです。


涙には、

角膜の保護や、ゴミや異物を取り除く”生理的な涙”と

悲しみや怒りなどからくる”感情的な涙”の2種類があります。


後者の方が、タンパク質を多く含んでいることから、

排泄と同じように『ストレスホルモン』を排泄すると考えられているそうです。


涙は、悲しい時や怒りを感じた時だけでなく、

楽しい時や嬉しい時にも出ます。


激しい『喜怒哀楽』によって興奮し、

バランスが崩れた時に感情を落ち着かせたり、

高まったストレスを軽くしたりします。


つまり、

”笑うこと”も”泣くこと”もどちらも

『身体をリラックスさせる働きがある』ということです。


人はストレスから逃れられない生き物です。

その一方で、

”笑うこと”や”泣くこと”で

いろいろなストレスから自分自身を解放して癒すことのできる

唯一の生き物なのだとも言えます。


「心の奥から笑ったことがない」

「まわりを気にせず泣いたことがない」


頭でいろいろ考えるのではなく、

赤ちゃんの頃のように思いっきり”笑い”、

思いっきり”泣く”ことを思い出してみるのも

心の変化を生じさせるきっかけになるのかもしれません。