『グラン・トリノ』
ようやく観れた、グラン・トリノ 。
愛妻に先立たれ、
元々ぎくしゃくしていた息子たちとも、より疎遠になりそうな、頑固爺さんのウォルト。
ビール片手に、愛車の「グラン・トリノ」を眺めるのが唯一の楽しみ。
その彼の隣家に、彼の嫌うアジア系の家族が越してくる。
ひょんなことから、隣家の息子、タオとかかわりあうようになって
頑固な彼も、少しずつ変わってゆくのだが・・・。
* * * * * * *
『古き良きアメリカ』って、何なんだろうなぁ・・・。
そんなことを、ちらっと考えたりもしたのですが。
今、もう、無くしかけている大事なものについて
クリント・イーストウッドが最後の主演をはって、伝えたいコト、だったのかなと思う。
それにしても、やっぱ、スゴすぎます。この年齢で、監督・主演。
エンドロールも良かったなぁ。歌声にグッときました。
明るい空の下、タオに運転されて走る『グラン・トリノ』も
ウォルトの閉ざされていた魂と同じく、開放された、って感じで、良かった。
私事ですが、
背中に銃弾のあとをいくつももっていて、
第2次世界大戦後、シベリアに数年間抑留された後、帰国してきたワタシの祖父は、
決して何も、何も話さないまま亡くなったのです。
それもひとつの人生の終わり方なのでしょうが、
ウォルトが人生の締めくくり方を考えていた、と聞くにつけ
何も話さずに人生を終えるのを選んだ祖父は、どんなことを考えてたのか、
そして祖父の魂は開放されえたのか・・・なんてことが、気にかかってしまうのでした。
ホントに観ておいて、よかった、この1本。
ところによっては、まだ上映中のようですので(苦笑)、
何を観ようかな、と迷ったら是非!!