『ノーカントリー』 | 灯りをともそ★ろうそく屋日記

『ノーカントリー』

久々に映画を観ました。
1月末に家族で観た、『マリと子犬の物語』以来です。


ノーカントリー


ワケアリのお金を横取りして逃げる人、それを追う殺し屋、
逃げる人を保護しようとする保安官、の話。
(毎度毎度、ミもフタもない説明・・・あせる

ホラーやスプラッタが苦手でビビリのワタシは
累々と築かれる屍の山に、声もなく固まり、
BGMもない中、風の音、靴音にさえ、ドキドキえっ

理不尽で不条理な、理由もない暴力。
無力感、絶望感、悲しみ、寂しさ。
アメリカの抱える諸々の問題。
最近じゃ日本だってどうだか・・・なんて考え出すと
重い気分になっちゃうけれど
ときどき見られる、美しいカット、風景にホッとし、
少ない台詞の中で、ちょこっと苦笑いも。

それにしても、ひたひたと静かに迫る殺し屋、
シガー(ハビエル・バルデム)の不気味で圧倒的な存在感。
アカデミー助演男優賞受賞も納得かな。
でも、初めはターミネーターのように見えた彼が
ラスト近くにいくぶん人間ぽさを感じられたのは、
彼もまた不条理で理不尽な暴力にさらされたせいかしらん?

オススメはしないけど、
自分的には結構見ごたえのある映画でした。