落語の楽しみ | 灯りをともそ★ろうそく屋日記

落語の楽しみ

上方落語会の重鎮、桂 米朝師匠は、御年80歳。
大阪に住んでいた頃に落語をきくようになったワタクシ、
大ファンでございます。

「もうそろそろ、いつ何時お迎えが来てもおかしないですわ~」と、
師匠ご自身が、まくらなんかでネタにしてらっしゃるほどですが、
ここ数年で現実味を帯びてきたそのネタ、
だんだん笑えなくなってきました。(苦笑)

『ホンマに高座にあがってはるうちに、生で見ておきたいなぁ。』
と、思っていたところに、名古屋での米朝一門会の知らせ。
今年はなんだか胸騒ぎがして(縁起でもない!?)
とにもかくにもチケットを入手したのです。

ところが、8月上旬に師匠は、自宅ですべって転げて腰を痛められて。
現在リハビリ中のため、予定していた高座はすべてキャンセル。ああ、残念★
仁鶴さん、ざこばさん、南光さん。名古屋では、小米朝さん。
各地で予定していた一門会での、米朝師匠の代役です。

そして、ワタシも先月、米朝師匠の出ない、米朝一門会に行ってまいりました。
(気持ちよく送り出してくれた娘たち、
年に一度あるかないかの定時帰宅をしてくれたダンナさん、ありがとう!)

ちょっと遅れていったのですが、お年を召した方々で大盛況、でした。
元気な南光さん、端正な小米朝さん。皆、芸達者でございます。

でも今回、さすがやなァ、というか、ちょっと見直したヮ、と思ったのは、ざこばさんでした。
実は古典落語をなさってるのを見たのが、この日が初めて。(苦笑)
『らくごのご』をはじめ、TVの印象が強いので、失礼ながらちょっと意外でした。

話は有名な、『子は鎹(かすがい)』。
終盤、一度は離縁された妻が、
またよりを戻そう、といってくれた元オットに感激して「あんたァ」という場面。
「あんたァ」の「ァ」。その一言に、涙腺がうるっとゆるんでしまいました。
笑わされて、泣かされて。うーん、ほんに参りました。

やっぱり、生の落語は良かったです。話芸って、すごい。
何もない高座に、落語家が一人出てきて話すだけで、
風景、情景が見えて、メークドラマ、ですもんね。
また行きたいなぁ。今度はぜひ、米朝師匠を拝みにゆきたいものです。
(ホントにホトケさんになってもらっては困りますが^^;)
それまでは、CDと本でガマン、ガマン。

桂 米朝
上方落語 桂米朝コレクション〈1〉四季折々

桂 米朝
米朝ばなし―上方落語地図

桂米朝
特選!! 米朝 落語全集 第一集